資源開発分野Division of Reproductive Engineering
私たちの研究室では、生殖工学に関する研究、マウスバンクを活用した研究支援、動物実験施設を管理運営しています。
本活動を通じて、生殖科学や生物資源を活用した共創の機会を生み出し、人の健康やSDGsの実現に繋がる科学技術イノベーションを創出します。
研究では、生殖工学の研究課題に取り組んでおり、生殖工学の謎を解き、生殖細胞の低温・凍結保存液、体外受精用の培養液、過剰排卵誘起剤等の開発、体外受精や胚移植に関する新規技術の開発を目指しています。
CARDマウスバンクでは、生命現象の理解や病態解明および治療法の開発に有用な遺伝子改変マウスの作製、保存、供給およびデータベースの構築を高度な専門技術者が支援し、3Rsを推進すると共に国内および国際共同研究による研究課題の解決を目指します。
私たちの技術は、世界中で利用されており、国内および海外でのワークショップや多言語オンラインマニュアルを通じて、高度専門人材の育成にも力を入れています。また、年齢を問わず誰もが生殖工学を学べる機会を提供します。
私たちと一緒に、生殖工学を究め、生殖科学における発見や驚きを楽しみながら、イノベーションを実現しましょう。私たちの研究室に興味がある方は、ご連絡ください。
『生殖工学の謎と課題に挑み、技術革新により世界をリードする』
研究室の出来事
【2024.10.10】
第58回日本実験動物技術者協会総会(大会長 中村直子、熊本大学)が北九州で開催されております。当研究室のメンバーも参加しておりますので、ご参加の方はお声掛けください。
【2024.10.7】
Dr. Jorge Sztein (visiting Professor, IRDA, Kumamoto University)に、『History of Cryopreservation』について第230回CARDセミナーでご講演頂きました。
近年注目されている凍結保存技術、人類が凍結保存を発見した経緯やこれまでどのような研究が行われてきたのか、凍結保存技術について様々な観点からご講演頂きました。
当センターにご訪問頂き、ご講演頂いたDr. Jorge Szteinに心より感謝申し上げます。
【2024.10.5】
台湾の国家実験動物センター(NLAC)にて、生殖工学技術ワークショップを開催しました。
今回のワークショップでは、当研究室で開発したマウスとラット生殖工学技術の研修を実施し、NLACや台湾の様々な大学や研究機関からご参加頂きました。全技術者の操作が見える最新の研修設備の使用、ハイブリッド開催、初めての国際ラット生殖工学技術研修会、多くの学びと発見があるワークショップになりました。
本会の開催にご協力頂いたNLAC Director Dr. Genie Chin, セミナーをオーガナイズして頂いたDr. Leo Wang、開催の準備やワークショップ中の様々なご支援を頂いたNLACスタッフの皆様、研修会にご参加頂いた皆様、講師を務めて頂いた Dr. Jorge Sztein、研究室のスタッフ、大学院生の山鹿さん、増田さん、台湾メンバーの一員としてサポートしてくれた前田さん、オーガナイザーを務めて頂いた中潟先生と中尾さんに、心より感謝申し上げます。
【2024.9.27】
竹尾透教授がSecretariatを務めている国際哺乳動物遺伝学会(International Mammalian Genome Society: IMGS)の国際会議The 38th International Mammalian Genome Conference(IMGS2025)が、スコットランドのグラスゴーで開催(2025年4月6日から9日)されます。
参加登録が始まりましたので、興味がある方はご参加ください。
【2024.9.25】
中満さん、山鹿さんが名古屋で開催されている第117回日本繁殖生物学会にて、口頭発表を行いました。
日本繁殖生物学会は、1948年に「家畜繁殖研究会」として発足し、1995年に本名称に改組され、繁殖学を基盤として生物学、発生工学、畜産学、医学、獣医学と融合した学問領域の発展を推進しています。
【2024.9.21】
竹尾透教授が『未来の薬剤師を考える会』のオンラインセミナーに参加しました。
本会では、薬剤師として多様なキャリアを開拓するメンバーが集い、臨床や社会課題に対する薬剤師の取り組みや展望について議論しています。
【2024.9.20】
竹尾透教授が『令和6年度熊本大学薬学部同窓会役員会』に参加しました。
来年3月の創立140周年記念に向けて、同窓会の様々な企画や同窓生や在校生の交流に関する準備が進められています。
【2024.9.18】
12月7日に東京で開催する『第46回動物生殖工学研究会』の演題募集を開始致しました。
今回は、中潟直己先生(生殖工学共同研究分野)の特別講演『マウス・ラットの生殖工学技術』を企画しています。
【2024.9.18】
令和6年度実験動物関係高度技術研修(第一回生殖工学技術)の募集を締め切らせて頂きました(2024年9月13日)。研修会にお申込み頂き、ありがとうございました。後日、研修会の詳細(2024年11月19日から22日)についてメールで、ご案内いたします。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
【2024.9.17】
近藤玄教授(京都大学医生物学研究所統合生体プロセス分野)、渡邊仁美助教(京都大学医生物学研究所統合生体プロセス分野)との共同研究に関する論文『Ca2+-evoked sperm cessation determines embryo number in mammals』が、bioRxivに掲載されました。
本研究では、精子の多様性による生物種に応じた受胎数の調節機構の存在を示唆しています。
【2024.9.17】
中満さんが北海道釧路市で開催された第4回反分野的生物医療学会(ABiSS2024)で、『ICEマウスの雄性不妊症に対する生殖工学技術の応用』について口頭発表しました。
本研究では、雄性不妊症に対する原因解明を進めています。
【2024.9.15】
台湾のNational Laboratory Animal Center (NLAC)にて、マウスおよびラットの生殖工学技術研修会(CARD-NLAC Mouse and Rat Reproductive Technology Workshop)を開催致します(2024年10月1日から4日)。
【2024.9.12】
竹尾透教授がAsian Federation of Laboratory Animal Science (AFLAS)のCouncil Meetingに出席しました。2025年に中国の杭州で開催されるAFLAS2025の準備が進んでおります。
【2024.9.9】
竹尾透教授がInternational Society for Transgenic Technologies (ISTT)のBoard Meetingに出席しました。
来年4月24日から27日にチューリッヒで開催される"TT2025"の準備が進んでいます。参加登録が開始しましたので、ご興味がある方はぜひご参加ください。
【2024.9.8】
竹尾透教授が東京で開催された第8回ART Japan生殖医療研究会で、『精子低温保存に関する技術革新』について講演を行いました。
【2024.9.7】
竹尾透教授がソウルで開催されたアジアのマウスリソースに関する国際会議AMMRA2024に出席し、当センターの活動について講演を行いました。
Asia Mouse Mutagenesis and Resource Association(AMMRA)は、アジアの研究機関が連携することで、遺伝子改変マウスに関する生命科学および生命医学の研究基盤を創出することを目的としています。
本会を主催したJe Kyung Seong教授(ソウル大学獣医学部長)、KMPCのメンバーに心より感謝申し上げます。
【2024.9.3】
杉本幸彦教授(本学薬学部薬学生化学分野)の研究チームとの着床に関する共同研究の論文『Uterine prostaglandin DP receptor induced upon implantation contributes to decidualization together with EP4 receptor』が、Journal of Lipid Researchに掲載されました。
*日経新聞への掲載『熊本大、着床を促進するプロスタグランジン受容体を発見』
【2024.9.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2024.8.29】
台風接近のため、8月29日と8月30日はCARDマウスバンクを休業させて頂きます。
【2024.8.23】
竹尾透教授が第42回日本受精着床学会総会のシンポジウム『受精の神秘を探求する』で、『精子の受精能』に関する招待講演を行いました。
【2024.8.20】
今年度もCARDマウス生殖工学研修会を開催致します(2024年11月19日から22日)。
本研修会では、マウス生殖工学の基礎知識や理論に関する講義、ワークショップ形式による研修を通じて、最新技術を修得を目指します。今年度は、集中的に技術習得や技術向上を目指したい内容について、『パーソナルトレーニング』を追加しました。
ご参加を希望される方は、メールにて申込書類をご提出ください。
『生殖工学研修会へのお申込』
【2024.8.9】
CARDマウスバンクは、8月10日から15日は夏季休業とさせて頂きます。
【2024.8.9】
竹尾透教授がソウル大学で開催されたラットシンポジウムで招待講演『The current system of mouse and rat banks at CARD』、『The new technology of Rodent Embryology』を行いました。ソウル大学獣医学部は、韓国におけるマウスリソースおよび表現型解析プロジェクトの拠点研究機関であり、Asia Mouse Mutagenesis and Resource Association(AMMRA)のメンバーとして活動しています。ソウル大学においてもラットリソースバンクが設置されており、マウスリソースと共にラットリソースに関しても連携を進めていきます。
本シンポジウムに招待して頂いたJe Kyung Seong教授(ソウル大学獣医学部長)、シンポジウムのオーガナイザー、ご参加頂いたKMPCメンバーの皆様に、心より御礼申し上げます。
【2024.8.6】
黒島星利菜さんが筆頭著者の論文『Efficient breeding system of infertile Niemann-Pick disease type C model mice by in vitro fertilization and embryo transfer』が、Laboratory Animalsに掲載されました。
本研究では、前臨床試験で必要とされている遺伝性疾患であるニーマンピック病(NPC)のモデルマウスの効率的繁殖法を開発しました。本技術を活用することにより、NPCモデルマウスの繁殖効率が向上し、NPCに対する治療法の開発が加速されます。
【2024.7.26】
竹尾透教授が第23回IRCMSシンポジウム『Kumamoto University-National Taiwan University Joint Symposium on Biomedical Research』のラウンドテーブル・ディスカッションに参加しました。医学・生命科学研究に関しても、本学と国立台湾大学の連携が進んでいます。
*写真はIRCMS公式Xより転載させて頂きました。
【2024.7.19】
横山さんの医学部基礎演習が無事に修了しました。基礎演習を通じて、生殖工学に関する研究、薬学部の学生や医学部教育部と薬学教育部の大学院生との交流、基礎演習に関するプレゼン、様々な経験を積めたと思います。研究室での経験や出会いを大切にして、これからも学び続け、医師として大きく成長してくれることを願っています。
【2024.7.18】
竹尾透教授が国立大学動物実験施設協議会(国動協)の教育研修委員会の副委員を拝命しました。本委員会では、協会の会員を対象として高度技術研修会の開催や『何でも相談室』における専門的助言を担当します。
【2024.7.13】
竹尾透教授と坂本技術職員が国立大学動物実験施設協議会(国動協)の第50回総会に出席しました。国動協は、国立大学法人や国立研究機関の動物実験施設が加盟し、
科学研究における動物実験の精度と水準の向上、適正な動物実験を先導することにより、医学・薬学・生物学等生命科学における教育及び研究の推進を目的としています。
当センターは、国動協の"実験動物関係教職員高度技術研修の主催校を担当しており、技術研修を通じて実験動物関係職員の資質向上と教育・研究の発展を目指して活動しています。
【2024.7.11】
薬学部1年生を対象とした早期体験実習を行いました。早期体験実習は、研究、企業、医療の現場を体験し、薬学を学ぶ意義や将来のビジョンを学ぶ機会になっています。
当分野では、創薬研究や生命科学における遺伝子改変マウスの意義、生殖工学における薬学の貢献について、講義と研究室見学によって伝えています。講師を務めてくれた中尾聡宏特任助教、大学院生の中満さん、医学部3年生の横山さんに感謝致します。
【2024.7.10】
明日は薬学部1年生の早期体験実習があります。当分野に訪問する学生は、動物資源開発研究施設(CARD)新館5階にお越しください。
【2024.7.8】
竹尾透教授がISTTのBoardミーティングに出席しました。チューリッヒで開催(2025年4月24日-27日)されるTT2025の招待講演やプログラムが決まりつつあります。
【2024.7.4】
当センターが参加しているマウスバンクの国際コミュニティーが提唱する『Improving laboratory animal genetic reporting: LAG-R guidelines』に関する論文が、Nature Communicationsに掲載されました。
【2024.7.2】
当分野で取り組んでいる凍結保存した生殖細胞の輸送に関する論文『ドライシッパーを用いたマウス凍結精子および凍結胚の輸送』が、家畜人工授精(通巻322号、2024年7月)に掲載されました。
畜産においても安全に生殖細胞を輸送する技術が求められています。マウス生殖工学における技術や知見が、畜産においても活用されることを期待しています。
【2024.7.1】
医学教育部、薬学教育部の大学院講義は、天候不良のためオンデマンドで開催致します。
Moodleより講義を受講後、小テストの受験およびレポートを提出してください。
講義に関するご質問は、メールにてお問い合わせください。
【2024.6.29】
今年度の竹尾透教授が本学および学協会で担当する役員や委員会。各委員会の活動や多様な形で連携を図ることで、最先端の科学研究・教育環境の整備や産官学および国際連携を強化し、社会貢献を果たしていきます。
1.熊本大学
動物実験委員会 委員長
施設・環境委員会委員
S-HIGOフェローシッププログラム運営委員会 委員
生命資源研究・支援センター 広報委員会 委員長
同センター 遺伝子改変動物等データベース管理運用専門委員会 委員長
同センター 部局システム管理責任者
同センター 部局情報システム運用委員会 委員
同センター 代議委員会委員
同センター 運営委員会委員
Kumadai-Hub 情報委員会 委員
熊本大学薬学部同窓会 評議員
2.国立遺伝学研究所
生物遺伝資源委員会 委員
3.国立大学法人動物実験施設協議会
教育研修委員会 副委員長
4.日本実験動物学会
理事
実験動物管理者研修制度委員会 委員長
国際交流委員会 副委員長
将来検討委員会委員
学会賞選考委員会
評議委員
5.日本繁殖生物学会
プログラム委員会 委員
Journal of Reproduction and Development Editor
6.日本実験動物技術者協会
第58回日本実験動物技術者協会総会(北九州)、プログラム委員会委員
7.動物生殖工学研究会
理事
8.反分野的生物医療学会
Scienc-ome 運営委員会 委員
9.International Society for Transgenic Technologies
Board Member
Educational Committee
Sponsorship committee
10.International Mammalian Genome Society
Secretariat
11. Asia Mouse Mutagenesis & Resource Association
Board member
【2024.6.28】
今年度からラボメンバーとなった村上さん、永野さん、安田さん、大関さん、医学部基礎演習の横山さんの歓迎会を行いました。
【2024.6.28】
中尾聡宏特任助教が寄稿した論文『マウスおよびラットにおける体外受精技術の進歩』が、別冊BIO Clinica 産婦人科領域に掲載されました。
【2024.6.24】
増田啓介さん、宮崎藍さん、溝上祐輝さん、前田龍成さん、竹尾透教授が講師を務め、大分市にある体験型子ども科学館『O-Labo』にて科学教室を行いました。
今年度は、「持続可能な未来社会」をテーマに全8回開催されるESD(Education for Sustainable Development)サイエンスラボの第2回を担当しています。
新たな内容で実施しましたが、子供たちの豊かな発想力と未知への好奇心から、多様な議論が生まれて素晴らしい科学教室になりました。参加してくれた子供たちと講師を務めてくれた学生たちの成長が楽しみです。
本会に参加してくれた子供たち、開催にご協力頂いたO-Laboの皆様、大分大学の河野晋也先生と学生の皆様、大分県教育委員会の皆様、講師を担当した当研究室の学生たちに、心より感謝申し上げます。
*上から二番目の写真は、リューセー氏のXより引用させて頂きました。
【2024.6.20】
竹尾透教授がソウル大学(獣医学部)で今年8月に開催されるシンポジウムにおいて、招待講演を行うことになりました。
【2024.6.19】
中川佳子特任助教と竹尾透教授が第9回日本ゲノム編集学会(大阪市中央公会堂)に出席し、当センターのマウスバンクおよびラットバンクについてブース展示を行いました。
遺伝子性疾患に関するモデル動物の収集、保管、共有を進めることで、遺伝性疾患の治療法や検査法の研究開発を支援します。
【2024.6.13】
本学薬学部の渡邊博志教授(医療情報薬学分野)、丸山徹教授(薬剤学分野)との共同研究に関する論文「Contribution of the α1-Acid Glycoprotein in Drug Pharmacokinetics: The Usefulness of α1-Acid Glycoprotein-Knockout Mice」がMolecular Pharmaceuticsに掲載されました。
【2024.6.11】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2024.6.10】
竹尾透教授がISTTのBoardミーティングに出席しました。チューリッヒで開催(2025年4月24日-27日)されるTT2025の準備が進んでいます。
【2024.6.9】
宮崎大学の山田侑世博士(医学部附属病院薬剤部)、本学薬学部の石塚洋一教授(臨床薬理学)、入江徹美特任教授(医薬品包装学寄附講座)との共同研究に関する論文「Intracerebroventricular 2-hydroxypropyl-γ-cyclodextrin alleviates hepatic manifestations without distributing to the liver in a murine model of Niemann-Pick disease type C」がLife Sciencesに掲載されました。
【2024.5.31】
前田龍成さん、伊藤琴乃さん、山鹿優真さん、石束裕太さん、土山さん、高橋さん、坂口さん、打越さん、弟子丸さん、坂口さんが、第71回日本実験動物学会にて学会発表を行いました。
学会展示として、CARDマウスバンクおよびラットバンクに関して出展しました。
竹尾透教授が本会総会において理事に就任し、動物実験管理者等研修委員会の委員長を拝命しました。当研究室では、動物実験管理者に必須となる動物に対する理解、法令、規則、動物福祉、管理、実験に関する理論および技術について体系的に学ぶ重要な機会として、スタッフや大学院生が本研修を受講しています。
【2024.5.28】
前田龍成さん、山鹿優真さん、竹尾透教授が、京都大学医生物学研究所の近藤玄教授(統合生体プロセス分野)、渡邊仁美助教(統合生体プロセス分野)の研究室に訪問し、共同研究に関するディスカッションを行いました。
【2024.5.24】
竹尾透教授が『未来の薬剤師を語る会』の公開討論に参加しました。薬剤師資格を有する多職種のメンバーが集い、現在の薬剤師に関する課題についてディスカッションしました。
【2024.5.23】
薬学部3年生の村上さん、永野さんがラボメンバーに加わりました。
今日から二人も、研究生活が始まります。これまでに学んだ知識を活用し、研究に関する専門知識や経験を積み重ねることで、大きく未来が変わります。自分の興味を大切に育てながら、生殖工学の謎や課題に挑戦し、一緒に研究を楽しみましょう。
【2024.5.21】
広島大学の矢中規之教授(大学院統合生命科学研究科、分子栄養学研究室)、山本卓教授(ゲノム編集イノベーションセンター)との共同研究に関する論文「GDE5/Gpcpd1 activity determines phosphatidylcholine composition in skeletal muscle and regulates contractile force in mice」がCommunications Biologyに掲載されました。
本研究では、グリセロホスホコリンの加水分解に関与するGDE5欠損マウスを用いた検討により、骨格筋においてGDE5がリン脂質プロファイルや骨格筋の機能に及ぼす影響を明らかにしました。
【2024.5.15】
竹尾透教授がISTTのBoardミーティングに出席しました。チューリッヒで開催(2025年4月24日-27日)されるTT2025の準備が進んでいます。
【2024.5.13】
横山さん(医学部医学科3年)が基礎演習としてラボメンバーに加わりました。本日より3カ月間、ラボメンバーとして研究に関する実習に取り組み、最終日に実習に関する口頭発表を行います。
医学生と当研究室の薬学部および医学教育部の学生が一緒に研究を進めることで、医学生の研究力に関する教育に加えて、普段とは異なる視点からの研究推進、専門性の異なる学生同士の交流の機会にもなっています。
【2024.5.12】
竹尾透教授が日本受精着床学会が主催する『ART生涯研修』にて、『卵子・胚の凍結保存に関する基本技術』について講演を行いました。本会は、生殖医療に携わる医師や胚培養士を対象として、生涯学習を通じたARTの向上を目的としています。
基礎研究者の視点から、卵子・胚の凍結保存に関する基本原理、技術、最新の知見について紹介させて頂きました。
貴重な機会を頂いた主催者、参加者、関係スタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。
【2024.5.7】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2024.4.30】
国立がん研究センター研究所に国内留学している古閑さんが戻り、研究打ち合わせを行いました。
創薬研究に携わることで、患者さんを救いたいという想いの強さ、研究に積極的に取り組む姿勢、薬学や生命科学への理解と知識の深さが変化し、研究者として成長を感じました。
今後も、多くの経験を積んで、研究者としてさらなる成長を楽しみにしています。
【2024.4.26】
CARDマウスバンクは、下記の期間を休業させて頂きます。
2024年4月27日から29日、5月3日から6日
ご理解頂けますよう、宜しくお願い致します。
【2024.4.24】
山田源先生(和歌山県立医科大学)との共同研究論文『Androgen/Wnt/β-catenin signal axis augments cell proliferation of the mouse erectile tissue, corpus cavernosum』が、2022-2023年におけるTop Cited Paperに選出されました。
【2024.4.22】
竹尾透教授が第8回ART JAPAN生殖医療研究会(2024年9月8日)にて、特別講演を行うことになりました。
【2024.4.18】
昨日の豊後水道を震源とする地震がありましたが、メンバー、研究室、動物施設、保管試料に被害はありませんでした。
改めて、防災対策を周知し、保安の徹底を図りました。
【2024.4.11】
竹尾透教授が医学教育部の大学院生を対象とした基礎医学講座において、生殖工学に関する講義を行いました。
本講義は、オムニバス形式で行われるため、医学研究における多様な研究課題や研究手法に関する原理を学び、大学院において研究を遂行するための基礎知識を身に付けます。
【2024.4.10】
中尾聡宏特任助教、竹尾透教授がスリランカ実験動物学会の国際会議(SLALAS2025)に招待されました。SLALAS2025は、2025年1月25日から26日にコロンボで開催されます。
【2024.4.9】
永野真琴先生(茸永アグリテクノ)が訪問し、熊本県における農業および地域づくりの現状や最新技術の導入に関して議論しました。
【2024.4.8】
竹尾透教授がIntenational Society for Transgenic Technologies(ISTT) のBoard Meetingに出席しました。本会は、毎月実施されており、遺伝子改変技術に関する研究、技術開発、社会実装、交流を国際的に促進するために、学会運営、国際会議の開催、各種委員会活動について議論しています。
【2024.4.8】
大関さん、安田さん、田村さんが、当研究室の新たなスタッフに加わりました。
CARDのスタッフとして、専門技術や知識を習得し、活躍と成長を期待しています。
【2024.4.4】
中満さん、増田さん、医学教育部へのご入学おめでとうございます。
大学院生として、医学に関する基礎知識や研究に関する専門知識を学び、研究活動、学会発表、論文作成、技術指導、海外留学などを通じて、自身がありたい姿に近付けるように活動しましょう。
二人の成長が楽しみです。
【2024.4.3】
居室の模様替えを行いました。みんなで居室を作りながら、笑い声が溢れていました。初めて導入するフリーアドレス、研究に取り組みやすいように、工夫しながら快適な環境を作っていきましょう。
【2024.4.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
今年度4月1日より、マウスバンクに関する料金を改定致しました。
【2024.4.1】
中尾聡宏さんが、当研究室の特任助教に昇進しました。
受精能獲得の研究、共同研究、マウスバンクやラットバンクの研究支援、生殖工学研修会における人材育成、学生の教育、学会活動、産学連携、国際交流、当研究室の活動を力強く支えて頂きありがとうございます。
これからも生殖工学の謎と課題に挑み、研究を発展させていきましょう。
【2024.4.1】
前田龍成さんが熊本大学の広報誌である『熊大通信 Vol. 92』で特集されました。
「まずは飛び込んでみる!」、前田さんの想いが伝わる記事になっていますので、ぜひご覧ください。
【2024.3.29】
早野元詞先生(慶応大学)が当研究室を訪問しました。大学院生に対して、熱心にご指導頂きありがとうございました。
【2024.3.27】
社会人大学院生の石束さんが研究室に訪問し、研究進捗や学位論文に関するミーティングを行いました。
【2024.3.25】
本日、下清水さん(医学教育部修士課程)、中満さん(薬学部創薬生命薬学科)、増田さん(薬学部創薬生命薬学科)が卒業を迎えました。
お祝いの雰囲気に包まれ、卒業生や在校生の晴れやかな笑顔が輝いていました。
これからも自分を信じて、こうありたいという想いを実現していってください。また会いましょう。
【2024.3.22】
国立大学法人動物実験施設協議会の教育研修委員会では、高度技術者研修会を企画・開催しています。高度技術研修会は、大学等の実験動物関係者に対し実験動物や動物実験に関する幅広い高度な知識と技術を習得させ、自己開発能力を高めるとともに、実験動物福祉の向上に貢献できる新たな知識を習得する機会を提供することを目的としています。
今年度は、筑波大学生命科学動物資源センターと当センターが主催し、『マウスの表現型と遺伝子型の解析技術に関する高度技術研修』を実施しました。
【2024.3.21】
卒業生の送別会を行いました。研究室で一緒に過ごした思い出を振り返りながら、楽しい時間になりました。卒論や修論で培った経験、研究室での出会いを大切にして、これからも自分の想いを実現し、大きく成長してください。また会える日を楽しみにしています。
【2024.3.19】
竹尾透教授が日本受精着床学会 第20回 ART生涯研修(2024年5月12日、品川フロントビル会議室)の基礎教育セミナーで講演を行います。
【2024.3.14】
新潟大学脳研究所の新潟大学脳研究所共同利用・共同研究事業の研究費にご採択頂きました。本研究では、脳科学研究に有用なモデル動物の利活用を推進する生殖工学およびゲノム編集技術の開発に取り組みます。
【2024.3.12】
山鹿優真さんの中間審査が行われました。中間審査は、博士課程の大学院生を対象に実施され、研究計画、結果および研究経過などについて発表し、様々な分野の審査委員の先生方からご助言を頂きます。本学医学教育部の全教員が協力し、大学院生の研究力と博士論文の質の向上に取り組んでいます。
【2024.3.10】
前田龍成さん、竹尾透教授が第4回有性生殖研究会に参加しました。次の世代にいのちを伝える『生殖細胞』への理解が深まり、新たな技術が生まれつつあります。進歩する生殖科学の未来が楽しみです。
【2024.3.2】
前田龍成さんがオーガナイザーを務める生化学若い研究者の会-九州-中四国支部 合同合宿セミナーが、熊本大学薬学部宮本記念館コンベンションホールで開催(2024年3月2日から3日)されています。
研究発表だけではなく、参加者同士が交流するための創意工夫があり、素晴らしい研究会です。
【2024.3.1】
中満咲良さん、増田啓介さんの卒業研究発表会が行われました。新しい研究課題でしたが、研究内容を十分に理解しており素晴らしい発表でした。修士課程では、さらに研究を深めていきましょう。今後の活躍を楽しみにしています。
【2024.3.1】
山鹿優真さんの論文『High-concentration bovine serum albumin enhances fertilization ability of cold-stored rat sperm』が、Journal of Reproduction and Developmentに掲載されました。
本論文では、受精培地中のアルブミン濃度を高めることで、冷蔵保存したラット精子において生じる受精能の低下を改善できることを明らかにしました。本技術は、精子の冷蔵輸送技術の実用化に貢献し、遺伝子改変ラットの輸送法への応用が期待できます。
【2024.3.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2024.2.28】
竹尾透教授が日本実験動物学会の実験動物管理者研修制度委員会に出席しました。
本委員会では、実験動物管理者等に求められる基本的な知識と技術、動物福祉や関連法令に関する研修を開催しています。本研修は、動物実験を実施する全ての機関の実験動物管理者等を対象としています。日本の動物実験の基準である環境省の「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(環境省告示)」においても、実験動物管理者等への教育訓練が求められています。
【2024.2.28】
竹尾透教授が日本受精着床学会が主催する第20回 ART生涯研修の基礎教育セミナー(2024年5月12日、品川フロントビル会議室)として、『卵子・胚凍結融解の基本操作』について講演することになりました。
本会は、生殖補助医療技術(ART)の向上に貢献することを目的としており、ART施設の医師や胚培養士等を対象とした再教育プログラムです。ご興味がある方は、ご参加ください。
【2024.2.26】
中潟直己特任教授、中尾聡宏研究員の論文『Time elapsed between ovulation and insemination determines the quality of fertilized rat oocytes』が、Journal of Reproduction and Developmentに掲載されました。
本論文では、排卵後に起こる卵子老化における受精能および発生能の低下について、ラットの体外受精において明らかにしました。
【2024.2.23】
中尾聡宏研究員が寄稿した論文『マウスおよびラットにおける生殖工学技術の進歩』が、月間細胞の2024年3月号に掲載されました。
【2024.2.22】
第20回IRDAシンポジウムを開催致しました。本シンポジウムの事務局を担当して頂いた中尾さん、高橋さん、井村さんに感謝致します。
【2024.2.22】
当センター(CARD)がアジアにおけるトランスジェニック・コア・ファシリティーとして、国際遺伝子改変技術学会(ISTT)のウェブサイトに掲載されました。
【2024.2.20】
竹尾透教授がInternational Mammalian Genome Society(IMGS)のSecretariatに選出されました。
IMGSは、システム遺伝学、機能ゲノミクス、遺伝子工学により哺乳類遺伝学の研究を推進しています。また、世界中で国際会議を開催しており、次回はグラスゴー(スコットランド)で開催予定です。
本会の活動を通じて、遺伝学の発展により生命の理解を深め、新たなイノベーションの創出を支えていきます。
【2024.2.16】
竹尾透教授が日本実験動物学会の将来検討委員会に出席しました。
本委員会では、本学会の目的である実験動物学および関連領域の進展による本邦における学術の発展に貢献するために、将来に向けた取り組みを提案・企画しています。
【2024.2.16】
本学薬学部の2年生を対象に、当研究室の見学会を開催致します。
当日は、研究室のご紹介、ご見学、ラボメンバーとの相談会を予定しています。
参加を希望される方は、下記より参加登録をお願い致します。
日時:2024年2月26日(月)16時から17時
場所:熊本市中央区本荘2-2-1
熊本大学生命資源研究・支援センター
動物資源開発研究施設新館5階(地図)
⇒研究室見学の参加登録
【2024.2.13】
次年度の生殖工学技術研修会に関するミーティングを実施しました。
今年度実施した研修会で頂いたアンケートを参考に、研修内容、期間、情報共有の方法について改善点や新しいアイデアを議論しました。次年度は海外、国内の生殖工学技術研修会を予定していますので、詳細が決まりましたら当ウェブサイトや当センターのSNSでご案内いたします。
【2024.2.12】
竹尾透教授がInternational Society for Transgenic Technolgies (ISTT)のBoard Meetingに出席しました。ISTTは、生物学および医学研究に有用な遺伝子改変技術の発展を目指し、本分野に関する研究、教育、普及活動を支援しています。本会議は、月に一回実施しており、本会の目的を達成するために活発な議論が行われています。
本研究分野における国際的な活動にご興味がある方は、"ISTT Member"より、ぜひご参加ください。次回は、チューリッヒで国際会議を予定しております。
【2024.2.10】
山鹿優真さん、中尾聡宏研究員、竹尾透教授が新潟大学脳研究所を訪問(2024年2月7日-9日)しました。
ワークショップ形式で研究試料の保管に関する最新技術を共有し、熊本地震の経験から得た防災対策や地域を超えた連携の重要性について講演しました。
大学が保有する有形・無形の知的資産、長期的視点から考える機会になりました。ご訪問の機会を頂いた新潟大学脳研究所動物資源開発研究分野の笹岡俊邦教授、小田助教、スタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。
【2024.2.6】
Siwanon Jirawatnotai博士(Dept of Pharmacology at Siriraj Hospital, Mahidol University)が当研究室を訪問しました。現在取り組んでいるプロジェクトや今後の国際連携について議論しました。
【2024.2.5】
竹尾透教授が日本実験動物学会の国際交流委員会に出席しました。本会では、海外関連学協会との学術・情報交流を推進、日本実験動物学会における国際賞の選考を行っています。
本研究領域に関する国際連携を高めることで、本邦の研究環境の向上と国際的な研究課題に貢献できる人材の育成に努めて参ります。
【2024.2.3】
松永直哉教授(九州大学薬学部)、大戸茂弘教授(九州大学薬学部)、杉本幸彦教授(熊本大学薬学部)との共同研究により得られた知見が、論文"Prostaglandin F2α Affects the Cycle of Clock Gene Expression and Mouse Behavior"としてInternational Journal of Molecular Sciencesに掲載されました。
本研究では、プロスタグランジンF2α(PGF2α)が、生体リズムの調節に関与することを明らかにし、PGF2αやPGF2αを標的とする薬剤が生体リズムの改善に有用であることを示唆しています。
【2024.2.2】
下清水さんの修士論文審査会が行われました。こつこつと基礎データを収集し、新しい研究課題に取り組みました。修士論文で学んだこと、ラボメンバーと過ごした時間や経験を大切に、これからも活躍を期待しています。
【2024.2.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2024.1.29】
今年度初めての研究報告会と修士論文審査の練習会を行いました。
研究報告では、研究目的、実験方法、結果を共有し、新規データの解釈と議論を行い、今後の計画を決定します。
修士論文審査では、研究課題に対する修士論文に基づいて、研究内容の説明、研究課題の論理的な考察、 当該研究分野に関する専門的知識、関連する研究分野に関する基礎知識が評価されます。 練習会では、発表や質疑応答、専門知識に関して議論し、ラボメンバーと協力し学び合いながら、修士としての知識、経験、技術、能力を高めていきます。
【2024.1.25】
山田源先生(和歌山県立医科大学、名誉教授)にご訪問頂きました。山田先生は、発生生物学、特に外生殖器の発生をご専門とされ、当センターの技術開発分野の教授も務められておりました。
ディスカッションさせて頂き深く感謝申し上げます。私たちにとって新たな挑戦となりますが、ご指導頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
【2024.1.25】
前田龍成さんが幹事を務める生化学若い研究者の会:九州中国合同セミナーが、熊本大学薬学部宮本記念館で開催(2024年3月2日から3日)されます。
本会は、生命科学分野に関わる若手研究者や学生たちから組織されており、分野を超えた交流を推進し、新たなコミュニティとして活動されています。ご興味がある方は、参加登録フォームより、ご登録ください。
【2024.1.23】
先週実施した生殖工学実習に関するアンケートに、ご協力頂きありがとうございました。
生殖工学への興味、面白さ、理解、説明、難易度に関して、評価して頂きました。様々な感想を拝見し、生殖工学の専門知識や技術だけではなく、私たちが実習で伝えたかったことが伝わったのではないかと感じました。
次年度も、実習内容をアップデートし、参加者全員が成長できる実習を目指します。
【2024.1.21】
創薬生命薬科学科の2年生を対象として、生殖工学実習(2024年1月16-19日)を行いました。本実習では、生殖工学に関する基礎、研究、応用について講義で学び、体外受精や精子凍結に関する実習を行いました。本実習を通じて、生殖工学の理論と応用、薬学や医学における生殖科学や生殖工学の役割、研究者の学術的問いと基礎研究、応用研究、技術開発、社会実装の繋がりを学びます。
これから研究室配属がある学生たちに向けて、自身の興味を知ること、足を運び行動すること、真剣に取り組むこと、その先にたくさんのチャンスがあること、実現するまでやり抜くことの大切さを伝えました。実習アンケートについても、多くの感想を頂きありがとうございました。本アンケートを参考にして、実習の改善に取り組みます。
最後に、本実習の中心となり準備とデモンストレーションを担当した宮崎さん、溝上さん、二人のサポートとTAを担当してくれた中満さん、増田さん、若杉さん、前田さん、伊藤さん、中尾さんに感謝致します。
【2024.1.14】
竹尾透教授が日本受精着床学会が主催する第20回ART生涯研修会(2024年5月11日-12日、品川フロントビル)で講演予定です。ご興味がある方は、ご参加頂ければ幸いです。
日本受精着床学会では、産婦人科医、胚培養士、検査技師、看護師、農獣医系研究者が連携し、受精着床の研究や診療に関する学際的・総合的な活動をされております。
2022年から保険適用が始まった生殖補助医療技術(ART)、生殖工学の基礎研究と臨床を橋渡しすることで、不妊症や生殖に関する課題解決に少しでもお役に立ちたいと考えています。
お声がけ頂いた日本受精着床学会の先生方に、心より御礼申し上げます。
【2024.1.12】
竹尾透教授が薬学部の2年生を対象として『発生生物学-生殖科学で変わる世界』について、講義を行いました。本講義では、生殖科学の基礎、生殖科学に関する研究、生殖科学や医療に関する最近の話題について学びます。
本講義を通じて、生殖科学の知識を得ることだけではなく、科学の進歩により常識が常に変化していること、学んだ内容と自身や社会との繋がりについて考える機会にしてほしいと考えています。本講義から生まれた興味や疑問を深めることで、自分なりの感性や洞察を磨き、薬学の専門家や薬剤師として自分たちが想い描く未来創りに役立ててくれることを願っています。
【2024.1.11】
今年度当研究室配属された薬学部3年生の溝上さん、宮崎さんが中心となり、本学薬学部の2年生を対象とした生殖工学実習のリハーサルを行いました。
二人とも入念に準備しており、素晴らしいリハーサルでした。
学び、理解し、修得し、教える、実習を担当することでより深く生殖工学を理解することができます。また、科学技術の意義や課題に気付くこと、研究者としての洞察を身に付けること、学び教える楽しさを感じてもらいたいと考えています。
今年度の生殖工学実習は、2024年1月16から17日と1月18日から19日の二グループに分かれて実施致します。
事前学習には、マウス生殖工学オンラインマニュアルと『マウスバンクと生殖工学』の総説をご一読ください。
【2024.1.10】
竹尾透教授が東京大学・農学部・中島董一郎記念ホールで開催される第4回有性生殖研究会『未来へ向けた生殖研究』(2024年3月8日から9日)で招待講演することになりました。
日本を代表する生殖研究者が一堂に会する機会です。興味がある方は、ぜひご参加ください。
【2024.1.10】
竹尾透教授が薬剤師免許を有する大学教員の立場から、『第ニ回未来の薬剤師を語る会』のウェブ会議に出席しました。
激動する社会や医療の中で、人の健康と暮らしに関する課題や新たに生じることが予測される課題を解決するために、最新の科学技術や仕組みを駆使する『輝く薬剤師のビジョン』を描きます。多職種の仲間たちと知恵を絞り、実現するために活動します。
【2024.1.9】
本年の最初のミーティングでは、"熊本地震報告書"に基づいて熊本地震の教訓を再確認し、防災対策の徹底を図りました。
全メンバーで危機意識を共有し、人命の安全、動物飼養および研究環境の維持、マウスリソースの安全な保管に取り組みます。
【2024.1.4】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2024.1.4】
新年明けましておめでとうございます。
本日より、当研究室、マウスバンク、ラットバンクの仕事始めとなります。
生殖工学技術に関する研究開発と社会実装、マウスバンク・ラットバンクによる研究支援、生殖工学に関する人材育成、研究資源に関する国際連携に取り組みます。
本年も、宜しくお願い致します。
▼2023年の出来事
【2023.12.28】
当研究室、マウスバンク、ラットバンクの活動は、2023年12月28日から2024年1月3日までお休みさせて頂きます。皆様も、良いお年をお過ごしください。
【2023.12.19】
前田龍成さん、竹尾透教授が熊本大学の交流企画『Kumadai-Hub 第3回巡回ポスター展』に参加しました。
Kumadai-Hubは、熊本大学に関わる学生や教職員の有志が運営し、様々な活動を行う方々と自由に語り合い、表現し、出会う機会を作っています。今回は、新たに参加された学内の教職員や学生、学外からも多くの方に参加して頂き、多様な視点からディスカッションやアイデアが生まれました。一つでも多くの想いを叶えるために、協力し、活動していきましょう。また、『Kumadai-Hubの巡回ポスター展』、熊本大学に集う有志との交流の場として、一つの文化となるよう育んでいきましょう。
第3回巡回ポスター展を無事に開催できました。本会の開催に際して、ご参加頂いた皆様、Kumadai-Hubのメンバー、運営に携わった有志のメンバーに心より御礼申し上げます。
【2023.12.18】
明日は、Kumadai-Hub巡回ポスター展が、熊本大学工学部百周年記念館で開催されます。熊本大学の職員や学生と交流する機会ですので、興味がある方はご参加ください。
【2023.12.18】
当研究室は、医学部3年生が研究室に3カ月配属される基礎演習を担当しています。本日は、医学生に当研究室の活動や基礎演習で実施する研究について説明を行いました。
【2023.12.13】
宮崎さんと溝上さんが、薬学部2年生に研究室紹介を行いました。資源開発分野の活動や魅力を分かりやすく伝えて頂き、ありがとうございました。
【2023.12.13】
竹尾透教授が"未来の薬剤師に関する検討会"に出席しました。薬剤師の資格を有する研究者および大学教員として、ライフサイエンスの現状を踏まえて、未来指向の薬剤師について議論しました。
【2023.12.9】
竹尾透教授のオンラインセミナー"体外受精における精子ライブソーティング技術の応用"が、On-chip Biotechnologiesのウェブセミナーとして公開されました。
【2023.12.7】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.12.6】
先日、体験型子ども科学館O-Laboで実施した科学教室が、オンライン講座『みらいの教室:生物-生命の設計図を凍結保存する』として公開されました。
科学教室では、中尾聡宏研究員、中満咲良さん、増田啓介さん、前田龍成さんが講師として参加し、子供たちの実験をサポートしながら、研究や科学の面白さを伝えています。
【2023.12.4】
中尾聡宏研究員が寄稿した『マウスおよびラット生殖工学技術の研究開発』に関する記事が、日本実験動物学会が出版している実験動物ニュース(2023年、Vol. 72 No. 4、212-216)に掲載されました。
【2023.12.3】
中尾聡宏研究員、古閑冷涼さん、若杉理乃さんが、精子の受精能獲得、オンライン研修会、ニ細胞期胚の画像解析に関する研究に関して動物生殖工学研究会にて口頭発表を行いました。
中尾さんは、本研究会の一般演題における発表者から選出される研究奨励賞を受賞しました。
中尾さん、おめでとうございます。
【2023.12.1】
2020年2月以来となる『CARD生殖工学研修会』を開催しました。
生殖工学に没頭する三日間、最新の生殖工学に関する講義、当センターの技術者によるデモンストレーション、マンツーマンのトレーニングを行い、日頃の工夫や疑問についても議論しました。
今回の研修会では、コロナ禍の中断もあり、多くのラボメンバーや学生が初めて講師が務める中、会議や練習を重ね、入念に準備をして頂いたお陰で、無事に本会を開催することができました。
研修会に参加した全ての方が、生殖工学に関する新たな学びや楽しさを感じる会になったのではないかと思います。
全国の大学、研究機関、企業よりご参加頂いた皆様、講演・デモンストレーション・トレーニングを担当した講師、当研究室のスタッフ、事務局の皆様に心より御礼申し上げます。
【2023.11.18】
竹尾透教授がヒューストンで開催された国際トランスジェニック会議(TT2023)に出席し、招待講演『Advancing Reproductive Technology for robust laboratory animal science』を行いました。
本会では、遺伝子改変技術のパイオニアと各国の研究者、技術者、マネージャー、ディレクターが集い、最新技術や研究成果について議論しました。
2013年より参加しているISTTの国際会議、遺伝子に関する多様な技術の進歩が、生命の謎を解き、新たな発見と技術を生み出す瞬間に出会えることが本会の魅力です。
今回は、初めてBoardメンバーとして出席しました。各国から集まった参加者とプレゼンター、ご支援頂いたスポンサー、本会を主催したオーガナイザー、共に本会を作ってきたBoardメンバーの皆様に心より御礼申し上げます。
2025年に開催されるTT2025は、スイスのチューリッヒが会場です。また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
【2023.11.9】
マウス生殖工学マニュアルおよびマウスバンクシステムのウェブサイトにおけるアクセストラブルに対応しました。
【2023.11.6】
大学院生の山鹿優真さんが九州実験動物研究会の山内・半田賞を受賞しました。
山鹿さん、おめでとうございます!
【2023.11.6】
竹尾透教授が国立がん研究センター研究所に訪問しました。今月より、大学院生の古閑さんが国内留学しています。
私たちも、マウスリソースや生殖工学技術を駆使することで、創薬研究を推進してがんの克服を目指します。
【2023.11.6】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.10.30】
体験型子ども科学館O-Laboにて、科学教室を開催しました。
今回で3回目となるO-Laboの科学教室、私たちの取り組んでいる研究課題について、実際に研究で使用している研究機器を持ち込み、一緒に研究するという形で実施しました。参加してくれた子供たちが、真剣に実験に取り組んでくれたお陰で、全チームで再現性の高いデータを得ることができました。
『世界一の技術を作る』、中学生のみんなが証明してくれたことも嬉しかったです。本教室を通じて研究の面白さを体験し、研究に取り組むことを身近に感じて、これからも自分の興味と向き合ってほしいと願っています。
参加して頂いた子供たちと、O-Laboの皆様、講師として参加してくれた中尾研究員、前田さん、増田さん、中満さんに心より御礼申し上げます。
*大分県教育委員会 『O-Labo「みらいの教室【生物】』
【2023.10.27】
ジャクソン・ラボラトリー・ジャパンの先生方を講師にお迎えし、第228回CARDセミナーを開催しました。動物福祉、重度免疫不全マウスの飼育管理、施設管理、微生物統御に関する内容について、実務、理論、具体的な取り組みについてご講演頂きました。
ご講演頂きましたジャクソン・ラボラトリー・ジャパンの講師の皆様に、心より御礼申し上げます。
【2023.10.23】
竹尾透教授、中尾聡宏研究員、中潟直己特任教授が執筆した"マウスバンクと生殖工学"に関する論文が、2023年10月に発刊される九州実験動物雑誌39号に掲載されました。
総説:マウスバンクと生殖工学(PDFをダウンロード)
【2023.10.23】
土山修治技術専門職員、大学院生の山鹿優真さん、マウスバンクスタッフ、竹尾透教授が、福島で開催された日本実験動物技術者協会で学会発表を行いました。
今回のテーマは『徹する』、産官学の垣根なく全国から技術者が集いました。科学技術や研究施設のDX、技術者の視点から新しいアイデアが共有され、多くの気付きを得ました。
【2023.10.5】
竹尾透教授が"オンチップ・バイオテクノロジーズ オリジナルウェビナー"で、『体外受精における精子ライブソーティング技術の応用』について講演を行いました。本講演では、100名を超える皆様にご参加頂き、体外受精における精子選別の意義、応用、技術的課題に関して活発に議論させて頂きました。
本セミナーへの参加のご紹介頂きました京都大学医生物学研究所発生エピゲノム分野の中馬新一郎先生、貴重な発表の機会を頂きました株式会社オンチップ・バイオテクノロジーの皆様に、心より感謝申し上げます。
【2023.10.3】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.10.2】
糖尿病研究者であり、海外で活躍する日本人研究者を支援する活動に取り組まれている河野龍義先生(インディアナ大学)に、私たちの研究室でセミナー(第227回CARDセミナー)をして頂きました。セミナーでは、日本とアメリカの研究生活におけるご経験をお伝え頂き、マイノリティーになって気付くこと、多様性に対する取り組み、家族への感謝と支援する心、真剣な言葉が胸に響きました。ご講演頂いたことに心より感謝申し上げます。
【2023.9.30】
竹尾透教授と古閑礼涼さんが、国立がんセンター研究所の濱田哲暢先生の研究室を訪問しました。
【2023.9.26】
古閑礼涼さんが、第28回創剤フォーラム若手研究会(2023年9月14日)でポスター発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。
古閑さんの誠実で粘り強く研究に取り組む姿勢とその成果が、高い評価につながったと思います。今後の活躍が楽しみです。古閑さん、受賞おめでとうございます!
【2023.9.19】
中尾聡宏研究員、竹尾透教授が、韓国の済州で開催されたAFLAS2023(2023年9月13日から16日)に出席しました。Asian Federation of Laboratory Animal Science Associations (AFLAS) は、動物に関する生命科学研究、科学技術、教育、福祉についてアジアの連携を推進することで、アジア地域の協調的な発展を目的として2003年に発足しました。
本会において、中尾研究員は、Young Scientst Campに参加し、アジアの若手研究者のセミナーやワークショップに取り組みました。竹尾教授は、シンポジストとして『Harmonizing the management system for laboratory mice and rats using reproductive technology
』に関する招待講演を行いました。
写真は朝鮮日報電子版(20230919)より引用
【2023.9.20】
前田龍成さんが、"第3回ABiSS"(2023年9月16日から17日)で口頭発表を行いました。
【2023.9.9】
日本遺伝学会の企画として市民体験講座を開催しました。当研究室は、生殖工学を紹介するラボツアーを担当しました。ご参加頂いた皆様、日本遺伝学会の関係者の皆様、ラボツアーを一緒に担当してくれた当研究室の古閑さん、若杉さんに心より感謝申し上げます。
【2023.9.6】
中尾聡宏研究員、修士課程の古閑礼涼さん、若杉理乃さんが、"日本遺伝学会"で、生体における受精効率を高める技術、リモート研修システム、リモート受精卵観察システムについて口頭発表しました。
当センターのブース展示もさせて頂き、マウスバンクや生殖工学技術研修会についてお問い合わせを頂きました。
【2023.9.4】
中満さん、増田さん、宮崎さん、溝上さん、前田さんが企画した科学教室を開催(2023年9月3日)しました。今回は、凍結した細胞の生死を蛍光染色により判別するという内容で実施しました。参加者の対象も幅広く、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院の学生たちが、サイエンスを体験しながらコミュニケーションを取り、それぞれの参加者に気付き、発見、学びがある会になりました。科学教室を運営した学生たち、参加して頂いた皆様に、心より感謝申し上げます。
【2023.9.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.8.31】
竹尾透教授と古閑礼涼さんが、LSIM安全科学研究所 熊本研究所を訪問しました。
本研究所は、1985年に創業し、本邦における非臨床試験の拠点として創薬研究に貢献しています。現在は、PDX(Patient-Derived Xenograft)モデルを用いた抗がん剤の開発に関する最先端の研究体制が整備されています。
【2023.8.25】
石塚洋一教授、入江徹美特任教授、近藤悠希准教授と共同研究しているニーマンピック病C型のリバース・トランスレーショナル・リサーチに関する論文『Different solubilizing ability of cyclodextrin derivatives for cholesterol in Niemann-Pick disease type C treatment』が、Clinical and Translational Medicineに掲載されました。
本論文では、各種シクロデキストリンのコレステロールへの包接特性を活用することで、難治性疾患であるNPC病に対して有効性と安全性の高い治療法の開発に繋がる可能性を示しています。
【2023.8.24】
当研究室に学会等から頂いた受賞一覧について、学会発表のページに掲載しました。
【2023.8.23】
竹尾透教授がInternational Society for Transgenic Technologies (ISTT)のBoard Meetingに出席しました。今年の11月にテキサスで開催する国際会議TT2023の準備も進んでおります。
【2023.8.10】
当研究室とマウスバンクは、8月11日から8月16日まで夏季休業とさせて頂きます。
【2023.8.8】
2023年11月29日から12月1日の期間で、"CARDマウス生殖工学研修会"の開催が決まりました。本研修は、マウス生殖工学の知識、技術、実践について学ぶ3日間のハンズオン・ワークショップです。
参加申込は、下記の研修会専用サイトより必要書類にご記入の上、ご送付ください。
【2023.8.4】
竹尾透教授が日本実験動物学会の"実験動物管理者研修制度委員会"に出席しました。本委員会では、動物実験の基準である「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(環境省告示)」に示されている実験動物管理者に求められる基礎知識や技術、動物福祉や関連法令等に関する教育訓練の内容や実施について議論しています。
【2023.8.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.7.24】
中尾聡宏研究員が、宮崎県で開催された第7回黒潮カンファレンス(異分野融合と社会実装 ~無いなら創るを科学する~)にて、『生殖工学技術を活用した疾患モデル動物に関する研究支援システムの構築』について発表し、優秀発表賞を受賞しました。
中尾研究員は、精子の受精能獲得の研究を展開し、マウスおよびラットの生殖工学技術の開発を進めています。生殖工学研究を発展させていきましょう。中尾さん、受賞おめでとうございます!
【2023.7.20】
薬学部の1年生が早期体験実習として、研究室を見学に来ました。竹尾透教授による当研究室の紹介と中尾聡宏研究員によるマウス凍結精子に関する説明とデモンストレーションを行いました。
研究室の紹介後、本実習で見学した企業、医療や研究機関に関する発表と質疑応答を行いました。本実習で学んだことを楽しそうに紹介する姿を見て、熊本大学で学び、大きく成長したみんなの将来に期待を持ちました。
【2023.7.13】
竹尾透教授が発生研情報交換会で、『Enhancing scientific discoveries through problem-driven research in rodent reproductive technology』について発表しました。長年、興味を持って取り組んでいる『精子の受精能獲得』に絞り、未発表のデータも含めてディスカッションさせて頂きました。貴重な発表の機会を頂きました発生研筋発生再生分野の小野悠介教授、活発にご議論頂いた発生研の皆様に、心より御礼申し上げます。
【2023.7.11】
医学部の3年生が研究室に所属して研究を行う基礎演習が、本日、最終日を迎えました。西村さん、小林さん、研究室での学び、経験、出会いを大切にして、将来の大きな成長に繋げてくれると信じています。また会える日が楽しみです。
【2023.7.10】
竹尾透教授が医学教育部、薬学教育部の修士課程の学生を対象とした『生殖工学I』、『生殖工学II』の集中講義を担当しました。本講義では、遺伝子改変マウスに関する基礎、応用、最新研究について学び、本講義で学んだ知識や技術を自身の研究に応用する力を養成しています。
【2023.7.3】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。当研究室は、生命科学や病気の研究に有用な遺伝子改変マウスの共有を支援し、研究成果の発展と共創できる環境作りに貢献します。
【2023.7.1】
熊本大学の教育研究活動を紹介する広報誌である『熊大通信 Vol. 89(最新号)』に、前田龍成さん、竹尾透教授が参加しているKumadai-Hubの活動が紹介されました。
Kumadai-Hubは、熊本大学と関わりのある方が垣根なく自由に集い、コミュニケーションする場となっています。本会では、様々な夢や志を持った人たちと出会えるのが魅力です。
【2023.6.30】
竹尾透教授が、日本実験動物学会が主催する第18回実験動物管理者等研修において、動物実験管理者を対象として生殖工学の基礎と実践に関して講義を行いました。本研修会は、我が国の動物実験の基準である「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(環境省告示)」における実験動物管理者等の教育訓練の役割を担っています。
管理者に向けて生殖工学の活用法を正しく伝えることで、機関を超えた研究生産性の向上と同時に、系統樹立や維持に必要となる動物数の削減、個々の研究に使用される動物数の最小化、施設間における動物輸送を削減を推進し、本邦における3Rsの実現に貢献します。
【2023.6.22】
今年から研究室に配属されて宮崎さん、溝上さん、医学部基礎演習の西村さん、小林さんの歓迎会を行いました。ご参加頂いた当研究室のラボメンバー、コラボレーター、野田先生のラボメンバー、歓迎会の企画や準備をしてくれた前田さん、ラボの学生たちに感謝致します。
【2023.6.12】
本日、ラボの研究報告会を実施しました。学生たちが大切に研究課題に取り組んでくれており、面白い結果が得られてきました。一つ一つ論文化して、研究の成果を発表して参ります。
報告会の後、学生たちより誕生日の御祝いをして頂きました。温かい心遣いに感謝の気持ちを込めて、みんなが楽しく学び、語らい、研究に取り組める環境作りに励みます。
【2023.6.11】
"学会発表"のページを更新し、先日の日本実験動物学会の情報を追加しました。
【2023.6.10】
竹尾透教授が"国立大学法人動物実験施設協議会(国動協)"に出席しました。国動協は、国立大学法人における動物実験の精度と水準の向上を図り、実験動物の飼養保管と動物実験の適正化を進め、医学・薬学・生物学等の生命科学における教育、研究の推進を目的としています。
【2023.6.7】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.5.27】
豊田裕先生追悼シンポジウムが、動物生殖工学研究が主催し、宇都宮大学峯ケ丘講堂で執り行われました。豊田先生にご縁のある先生方が集い、豊田先生との思い出と共に、これまでのご研究についてご講演頂きました。当研究室からは、中尾聡宏研究員、山鹿優真さん、竹尾透教授が参加しました。
【2023.5.26】
つくば国際会議場にて、第70回日本実験動物学会が開催されました。本会では、中尾聡宏研究員、山鹿優真さん、前田龍成さん、マウスバンクスタッフの坂口さん、弟子丸さん、打越さん、卯野さんが、当研究室の最新の研究成果および生殖工学技術の研修会について発表しました。また、九動株式会社が主催するランチョンセミナーにて、『ラット体外受精のすべて』という内容で発表(中潟直己先生、三小田伸之先生、中尾聡宏研究員、山鹿優真さん、竹尾透教授)しました。さらに、竹尾教授がJALAS International Awardの受賞講演の座長を務め、学会の国際交流委員としてKALAS-JALASラウンドテール会議に出席しました。
【2023.5.15】
薬学部3年生の宮崎さん、溝上さんが資源開発分野の新たなメンバーに加わりました。私たちと一緒に、生殖科学の謎を解き、新たな技術を創り、科学研究とイノベーションを学び、実践していきましょう。
【2023.5.10】
竹尾透教授が、Kumadai-Hubの第2回巡回ポスター展の振り返りミーティングに参加しました。次回の開催に向けた斬新なアイデアもあり、第3回への期待が膨らみました。
【2023.5.9】
遺伝子実験施設(GTC)の施設利用者の研究を紹介する企画である『GTCアクティブボード』に、中尾聡宏研究員、竹尾透教授のポスターが5月から6月の二カ月間掲示されています。
【2023.5.8】
日本繫殖生物学会の『全国研究室マップ』で、私たちの研究室をご紹介頂きました。竹尾透教授のインタビューとして、研究内容、研究者を志したきっかけ、若手研究者へのメッセージが掲載されています。
【2023.5.3】
5月3日より7日まで、資源開発分野およびマウスバンクは休業とさせて頂きます。十分に休息を取って、今月の実験動物学会に臨みましょう。
【2023.5.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。CARDマウスバンクに保管されている系統が、2,600系統となりました!当センターの活動にご協力頂いている皆様に、心より感謝申し上げます。
【2023.4.22】
本日、熊本大学の交流の場『Kumadai-Hub』の第二回ポスター展が開催されました。本企画に興味がある教職員、学生、企業の方が、自身の伝えたい研究、活動、夢、さまざまな想いを持って集います。当研究室からは、前田龍成さん『生殖科学ってナニ?』、竹尾透教授『生殖工学と薬学の化学反応によるイノベーションの創出』が出席しました。
『偶然の出会い』が生み出す発見と発想、素晴らしい一日になりました。
本日はご参加頂いた皆様、本会の企画、準備をご担当頂きましたKumadai-Hubメンバーと事務局の皆様に、心より感謝申し上げます。
【2023.4.12】
竹尾透教授が大学院医学教育部の大学院生を対象とした医学実験講座で、『生殖工学技術』に関する講義を行いました。本講義では、マウス生殖工学の概要(生殖工学、遺伝子改変マウス、マウスバンクの歴史)、基礎(生殖工学の技術と理論)および最新研究(生殖工学の研究成果と最新知見)について説明しました。本講義を通じて、医学・生命科学における生殖工学の意義、社会における生殖工学の位置付け、今後のかかわり方について理解が深まることを期待しています。
【2023.4.7】
動物生殖工学研究会(SARB)が主催するオンライン生殖工学基礎講座(参加費無料)を開催しました。
本講座は、中潟直己先生を講師としてお招きし、毎週金曜日の12時15分から45分で実施します。
参加を希望される方は、SARBのウェブサイトからご登録ください。
写真は、第一回の講師とオーガナイザーを務めた中潟直己先生、宮地均先生、中尾聡宏研究員、竹尾透教授です。生殖工学の理解を深めるセミナーとなるよう努力致しますので、ご参加頂けますよう宜しくお願い致します。
【2023.4.6】
医学部3年生の小林さんと西村さんが、基礎演習で7月まで当研究室に所属します。生殖工学や基礎研究について学びながら、一緒にラボで過ごす学生たちやスタッフと積極的にコミュニケーションを取り、多くの経験を積んでください。3か月間、宜しくお願い致します。
【2023.4.5】
"遺伝学若手の会のTwitter"で、当研究室を紹介して頂きました。
遺伝学若手の会は、『遺伝学に携わる若手研究者が交流・情報交換できる場を作るため、2022年に設立した若手研究者団体』です。「遺伝学」をキーワードに多様な視点を持つ研究者が集まり活発な議論をすることで、若手研究者に新しい視点を見出す機会を作ることを目指されています。
今年度は、日本遺伝学会第95回大会を熊本で開催させて頂きます。遺伝学若手の会の皆様に、お会いできるのを楽しみにしています。
【2023.4.3】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.4.2】
竹尾透教授がInternational Society for Transgenic Technologies(ISTT)のBoard Memberに選出されました。
また、ISTTの国際会議(TT2023)が、2023年11月12-15日に米国ヒューストンで開催されます。本会議では、竹尾教授が招待講演を行います。
【2023.4.1】
薬学部の甲斐広文教授の退官記念講演会が開催されました。熊本大学の副学長として、薬学部長として、薬学部の教授として、熊薬の先輩として、ご指導頂き感謝申し上げます。甲斐先生に頂いたお言葉(甲斐語録:730ブログ参照)を大切にして、これらかの研究と教育を実践していきます。
【2023.4.1】
新年度が始まりました。当分野では、生殖工学に関する研究、マウスバンク・ラットバンクの運営、CARD新館の動物実験施設の運営を行います。これらの活動を通じて、生殖工学を極めると共に、生命の理解や人の健康を支える発見に貢献致します。本年度も、宜しくお願い致します。
【2023.3.31】
山鹿優真さん、中尾聡宏研究員、竹尾透教授が、筑波で開催されたInternational Mammalian Genome Conference (IMGC2023)に参加しました。
山鹿さんは『ラット冷蔵精子の受精率を高める体外受精技術』、中尾さんは『超過剰排卵誘起法を活用したIn vivoにおける受精卵の作製技術』、竹尾教授は『コロナ過におけるCARDにおける新しい取り組み』について、発表しました。
本会では、『Mentor Lunch』という企画があり、竹尾教授がメンターとして大学院生やポスドクの方と研究やキャリアパスについて話をする機会がありました。志の高い若手研究者と話をする機会になり、とても良い刺激を受けました。また、他大学の大学院の仕組みについても知ることができ、貴重な機会となりました。
【2023.3.28】
国立がん研究センター研究所を訪問し、基盤的臨床開発研究コアセンター(FIOC)の抗がん薬開発に有用な『J-PDXライブラリー』について見学させて頂きました。バイオリソースの収集、解析、情報管理、利用、アウトリーチの仕組みや職種を超えたスタッフとの連携が素晴らしく、日本の創薬研究の基盤を担う事業がどのように運営されているかを学ぶ機会になりました。
また、当研究室の研究員、大学院生たちにとっても、最新の研究環境で進められる創薬研究を知る機会になりました。
貴重な機会を頂きましたFIOCのセンター長の濱田哲暢先生、各担当業務についてご説明頂いたFIOCのスタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。
【2023.3.25】
本日、熊本大学の卒業式が開催されました。大学院薬学教育部と医学教育部の久保田凌さん、前田龍成さん、薬学部の古閑礼涼さん、若杉理乃さん、ご卒業おめでとうございます。
大学や大学院の間に、学んだこと、取り組んだことと向き合うことで、自分自身を深く知る機会になったと思います。
日々の成長や発見を楽しみながら、焦らずに、自分の道を一歩ずつ刻んでください。
みんなの燦然と輝く未来を心より願っています。
【2023.3.24】
薬学部の卒業祝賀会が、4年ぶりに開催されました。卒業生たちの笑顔が、コロナ過を乗り越えた様々な想いと重なり心に残りました。皆様の新たな挑戦が輝かしいものになることを心から願っています。
【2023.3.15】
中尾聡宏研究員と大学院生の伊藤琴乃さんが筆頭著者として報告した"受精適期の論文"がEurekAlert"Synchronizing ovulation with mating improves fertilization in "ultrasuperovulated"mice"で紹介されました。
中国のニュース『生物通』でも、"在"超排卵"小鼠中,排卵与交配同步可以改善受精"紹介されました。
【2023.3.14】
CARDマウスバンクの窓口業務を担当していた岩本さんが、ご退職されました。マウスバンクの窓口として、学内外の研究者、技術者、関連のスタッフと円滑にコミュニケーションを取り、マウスバンクの発展にご尽力頂きました。長年の間、CARDの一員としてご協力頂き、心より感謝申し上げます。岩本さんのご多幸と今後のさらなるご活躍をお祈り致します。
【2023.3.9】
動物生殖工学研究会が主催する"マウス生殖工学基礎講座"の参加登録受付を開始致しました。当研究室からは、事務局として古閑礼涼さん、中尾聡宏研究員、竹尾透教授が参加しています。
生殖工学に興味がある方は、"参加登録(無料)"してください。
【2023.3.7】
くまもと県民テレビ(KKT)『てれビタevery.』 のニュースとして、当研究室の研究成果であるDMACDの論文の内容が紹介されました。番組では、中尾聡宏研究員が本研究の概要、体外受精、受精能獲得、不妊治療への応用について説明しております。
本番組の内容は、Yahooニュースの『「受精の歴史を塗りかえる」熊本大が新発見【熊本】』からもご覧いただけます。
【2023.3.2】
研究室にテレビ取材があり、DMACDの論文について中尾聡宏研究員が取材を受けました。取材にお越しいただいた皆様に、心より御礼申し上げます。放送日時が決まりましたら、改めてご報告いたします。
【2023.3.1】
古閑礼涼さん、若杉理乃さんの卒論発表が、行われました。二人とも新しい研究成果が得られていて、素晴らしい卒論発表になりました。卒論発表を通じて、研究に対する理解が深まり、実験結果の意義や今後の課題などを学ぶ機会になったと思います。修士の二年間では、得られた知見を深く理解するために、実験を進めて、学会発表や論文化に挑戦しましょう。
【2023.3.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.3.1】
中尾聡宏研究員が筆頭著者であるDMACDの論文に関する記事が、朝日新聞デジタル"「精子の受精能力を上昇」化合物を発見、従来と違うしくみ 熊本大"で紹介されました。『受精を助ける薬を見つけたい』と始めた研究プロジェクト、20年越しの成果を報告することができました。精子の受精能獲得に関する新しいメカニズムを標的として、体外受精や生体内における受精を助ける技術や薬として応用研究を進めていきます。
【2023.2.24】
当分野が事務局を務めて、第19回生命資源研究・支援センターシンポジウム(IRDA2023)を開催致しました。
本シンポジウムでは、島崎達也先生(RI実験分野)、野田大地先生(生殖機能学分野)、中潟直己先生(生殖工学共同研究分野)、高橋智先生(筑波大学トランスボーダー医学研究センター センター長、IRDA客員教授)が、原爆に関する調査研究、雄性生殖に関する遺伝子機能解析、宇宙実験による骨格筋制御、ラット生殖工学技術に関してご講演頂きました。また、古嶋昭博先生(RI実験分野)、伊川正人先生(大阪大学微生物病研究所 教授)、田村勝先生(理化学研究所バイオリソース研究センター チームリーダー)、竹尾透教授が、座長を務めました。当センターが研究、教育、管理運営を担う『放射線、遺伝子、実験動物』に関する最先端の研究について、活発な議論が行われました。
2019年以来の対面によるシンポジウムでしたが、講師並びに座長の先生方、事務局、ご参加頂きました皆様に、心より御礼を申し上げます。
【2023.2.17】
中尾聡宏研究員が、『精子の受精能を向上させる新規物質を発見』に関するプレスリリースの記者会見を行いました。本研究の成果として、精子の受精能獲得に関する新たなメカニズムを提唱し、体外受精技術の開発に有用な知見を明らかにしました。
【2023.2.16】
大学院生の前田龍成さんがパリのパスツール研究所で、当センターの紹介、生殖組織メタボローム解析、ラット生殖工学の最新成果に関して講演を行いました。英語ではありましたが、前田さんのパッションが伝わる素晴らしいプレゼンでした。パスツール研究所と日本、さらには世界の研究所を繋ぎ、感染症や関連疾患研究のバイオリソース・ネットワークを構築していきましょう。
【2023.2.16】
大学院生の久保田凌さんの修士論文審査会が、無事に終了しました。ポストコロナや新興地域における技術普及に有用な生殖工学技術の研究を進め、多くの新しい知見が得られました。修士論文の研究を深め、科学者としてのさらなる成長を楽しみにしています。
【2023.2.14】
大学院生の前田龍成さんがパリのパスツール研究所に訪問しています。本日は、Dr. Jean Jaubert、Dr. Franck Bourgadeと竹尾透教授が、滞在中の共同研究プロジェクトに関するウェブ会議を行いました。
【2023.2.10】
濱田哲暢先生(国立がんセンター研究所分子薬理研究分野・分野長、基盤的臨床開発研究コアセンター・センター長)より、『抗がん薬の臨床効果を予測するための創薬研究』に関してご講演を頂きました。創薬の現状、基礎から臨床を横断した壮大な研究プロジェクト、薬学生への期待について、濱田先生の創薬に対する熱い想いが伝わるご講演でした。
濱田先生の力強いメッセージを受け、薬学研究者として、薬学生や医学生を指導する教員として、ビジョンがクリアになりました。急なお願いにも関わらず、ご講演頂きました濱田先生に心より感謝申し上げます。
【2023.2.7】
中尾聡宏研究員と大学院生の伊藤琴乃さんが筆頭著者として報告した論文"Synchronization of the ovulation and copulation timings increased the number of in vivo fertilized oocytes in superovulated female mice
"がPLoS Oneに掲載されました。本研究では、薬剤により排卵を誘起した雌マウスを用いて、排卵中および排卵後に受精しやすい時期「受精適期(Fertilization window)」があることを発見しました。
本研究成果は、熊本大学広報よりプレスリリース『排卵中および排卵後に受精しやすい時期があることを発見』を行いました。
【2023.2.2】
中尾聡宏研究員が筆頭著者として報告した論文"Dimethyl-α-cyclodextrin induces capacitation by removing phospholipids from the plasma membrane of mouse sperm"がBiology of Reproductionに掲載されました。本研究では、精子の受精能獲得を誘起する新規化合物としてジメチル-α-シクロデキストリンを発見しました。
私たちの研究室では、色々な化合物を用いて受精時に起こる精子の変化を調べることで、精子が受精する能力を獲得する仕組みを理解し、受精を助ける薬剤の探索や生殖工学技術の開発に取り組んでいます。
リプリントが必要な方は、お問い合わせください。
本研究成果は、熊本大学広報よりプレスリリース『精子の受精能を向上させる新規物質を発見』を行いました。
日経バイオテクのオンライン版でも、ご紹介頂きました(2023年2月10日)。
【2023.2.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.1.30】
前田龍成さんの修士論文審査会が行われました。前田さんが修士課程で立ち上げた研究テーマですが、生殖工学と新たな解析手法を組み合わせて、興味深いデータが得られています。今後も研究を進めて、どんな発見が生まれるか楽しみです。
【2023.1.24】
中尾聡宏研究員、前田龍成さん、増田啓介さん、竹尾透教授が講師を務めたO-Labo「未来の教室」をご紹介して頂いた大分県の広報番組(TOS)"O!TAめじろオシ『来たれ!未来のノーベル賞科学者』"がオンラインで視聴可能になりました。当研究室では、科学教室等の活動をお通じて、生殖工学の理解を広める活動に取り組んでいます。
【2023.1.23】
中尾聡宏研究員が寄稿した原稿『受精能獲得を標的とした新規体外受精技術の開発』が、MSDの2023年2月号、特集"不妊症・不育症治療の現在と未来"に掲載されました。当研究室で取り組んでいる受精能獲得に着目した生殖工学技術(シクロデキストリン、マイクロ流体デバイスを用いた体外受精技術)に関して、分かりやすく紹介しています。
【2023.1.20】
創薬生命薬科学科の二年生を対象とした生殖工学実習を開催しました。実習を通じて、生殖工学がどのように役立っているのか、どのような研究をしているのか、これから研究をする上で自分が実現したい目標を持つ大切さを伝えました。本実習を担当してくれた当研究室の中満咲良さん、増田啓介さん、古閑礼涼さん、若杉理乃さん、中尾聡宏研究員に、深く感謝致します。
【2023.1.19】
中潟直己特任教授(生殖工学共同研究分野)の"ラット凍結精子の受精タイミングに関する論文"がTheriogenologyに掲載されました。
【2023.1.13】
竹尾透教授が新潟大学脳研究所のセミナーで、『疾患モデル動物の作製、保存、繁殖に有用なゲノム編集および生殖工学技術に関する研究』について講演しました。
【2023.1.5】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2023.1.4】
熊本大学公式Youtubeにて、『当研究室(資源開発分野)の紹介動画』が公開されました。生殖工学に関する研究、マウスバンク・ラットバンクに関する活動、人材育成やアウトリーチ活動についてお話をさせて頂きました。紹介動画を通じて、生殖工学の魅力やマウスバンクやラットバンクを通じて人の病気を治したいという想いが伝われば幸いです。
【2023.1.4】
明けましておめでとうございます。本日、仕事初めとなりました。
今年度も、生殖工学に関する研究の推進と論文発表、生殖工学・ゲノム科学・実験動物学・薬学に関連した学会活動、マウスバンクおよびラットバンクを活用した研究支援と国内・国際共同研究の推進、生殖工学ワークショップによる人材育成、アウトリーチ活動に取り組みます。
当研究室の学生、大学院生は、研究室の活動を通じて、生殖工学に関する知識や技術、研究遂行の能力、日本語や英語によるプレゼンや論文による表現力を身に付けます。
本年も、宜しくお願い申し上げます。
▼2022年の出来事
【2022.12.28】
本日、当研究室も仕事納めとなりました。今年は、ラット精子を用いた体外受精の論文掲載、マウスバンクやラットバンクの依頼増加、対面での国内・国際学会発表、フィロソフィアの扉への出演、オンラインによる国際生殖工学ワークショップ、イノベーションネットアワードで文部科学大臣賞の受賞、子ども向けの科学教室など、非常に活動的な一年となりました。また、スタッフと学生たちが一緒に新しい事に取り組み、一人一人の成長が見える一年間でした。年末年始(2022年12月29日から2023年1月3日)はお休みを頂きますが、来年も宜しくお願い致します。
【2022.12.25】
中尾聡宏研究員が執筆した『マウスおよびラットにおける生殖工学研究』の記事が、月刊」2023年1月号に掲載されます。本号では、生殖細胞の作製に関する話題が特集されています。
【2022.12.23】
竹尾透教授が、薬学部にて発生生物学に関する講義を行いました。本講義では、生殖科学の基礎、最新の研究動向、社会との繋がりに関する理解を深めます。当研究室における研究の紹介やどのような想いで生殖工学の研究を行っているかについても、お話をさせて頂きました。
【2022.12.13】
中満咲良さん、増田啓介さんが薬学部の2年生に向けて、研究室紹介を行いました。当研究室の研究内容だけではなく、研究室の魅力や二人からのメッセージもあり、素晴らしいプレゼンでした。研究室を代表して発表して頂き、ありがとうございました。
【2022.12.5】
北里大学で開催された"第42回動物生殖工学研究会"に参加し、中尾聡宏研究員が『過剰排卵処理マウスにおける排卵・交配タイミングの同期化による効率的な受精卵の作製』、山鹿優真さんが『ラット精子を通じて生殖工学の理解を深める』について発表しました。本会では、多様な生物の生殖工学に関するご発表があり、最先端の技術を学ぶ機会にもなりました。
【2022.12.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.12.1】
熊本大学の魅力を紹介する番組である『フィロソフィアの扉』で、当研究室が紹介されました。私たちが取り組んでいる生殖工学に関する研究、マウスバンクおよびラットバンク、生殖工学研修会および科学教室について、紹介させて頂きました。本番組は、12月の一カ月間放送(放送時間:月水金日:12:55/23:45、火木土:9:25/20:25)される予定です。番組の撮影にご協力頂いた皆様に、心より感謝申し上げます。
【2022.11.28】
竹尾教授が動物実験委員会のメンバーとして、本学における動物実験施設の定期調査を実施しました。
【2022.11.19】
先月、体験型子ども科学館O-Laboで行った科学教室が、テレビ大分の番組であるO!TAめじろオシ『来たれ!未来のノーベル賞科学者 』で紹介(2022年11月19日午前11時40分~11時45分)されました。
【2022.11.11】
本荘中地区の防災対策として、避難、消火、救命処置の訓練が行われました。防災訓練や熊本地震の教訓から、日常における防災対策の重要性を再確認しました。
【2022.11.9】
前田龍成さんが第67回日本生殖医学会で学会発表『性や生殖医療への関心、理解度の向上を目的とした生殖工学技術体験型ワークショップ』を行いました。
【2022.11.8】
研究室のプログレス・ミーティングを行いました。当研究室では、毎月、研究目的、方法、結果、考察、今後の予定をスライドにまとめて、プログレス・ミーティングでプレゼンをする機会を設けています。
プログレス・ミーティングを通じて、ラボメンバー間における最新知見・知識・アイデアの共有、課題の解決、今後の方針を決定しています。
【2022.11.7】
当研究室にて、熊本大学の魅力を発信する番組であるフィロソフィアの扉の撮影が行われました。フィロソフィアの扉の撮影スタッフおよび熊本大学広報の皆様、当研究室のスタッフに、深く感謝申し上げます。
【2022.11.6】
研究室の定期メンテナンスとして、フロアのワックス掛けを行いました。当研究室では、整理・整頓・清掃・清潔を徹底し、効率的な生殖工学研究の遂行とマウスバンク事業の円滑な運営に努めています。環境整備にご協力頂いた皆様に、深く感謝致します。
【2022.11.2】
竹尾透教授が一般社団法人慶応反分野サイエンス会(ASG-Keio)が主催するScienc-omeの運営委員に就任しました。
【2022.11.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.10.31】
体験型子ども科学館O-Laboが主催する『みらいの教室【生物】生命の設計図を凍結保存する』にて、中学生向けの科学教室を開催させて頂きました。
科学教室の中で、子供たちと将来について話をする機会もあり、多くの夢を聞かせて頂きました。子供の頃から科学に触れることで、自分の興味を知り、探求を続けることで、一つでも多くの夢が実現されることを願っています。
科学教室に参加した子供たち、講師を務めてくれた当研究室の中尾聡宏様、前田龍成様、増田啓介様、大分大学の仲町聡輝様、本会を主催して頂きましたO-Laboの皆様、リポーターの板井楓様、取材して頂いたTOSの皆様に心より感謝申し上げます。
【2022.10.26】
タイのコンケン大学のKulthida Vaeteewoottacharn博士が、当研究室を訪問されました。コンケン大学は、本学と大学間交流協定を締結しており、学術・人材交流を行っています。
【2022.10.25】
"医学教育部の就職支援セミナー"に、竹尾透教授が医学教育部の学生委員長として出席しました。本セミナーでは、就職支援課の専門職員、就職活動を終了した大学院生からご講話や情報交換を行うことで、大学院生の就職支援を行っています。
【2022.10.24】
当研究室の研究成果"ラット凍結精子の受精能を高める技術を開発"に関して、本学のプレスリリースとして紹介されました。なお、本イラストは、当研究室の前田龍成さんが制作しました。
【2022.10.21】
遺伝子改変技術に関する国際学会である"International Society for Transgenic Technologies (ISTT)"のBoard Meetingが開催されました。次回の国際会議TT2023は、米国のヒューストンで開催されます。
【2022.10.20】
第56回日本実験動物技術者協会に参加し、ラット生殖工学およびマウスバンクに関する知見について学会発表しました。学会発表の演題は、当分野の"学会発表ページ"からご覧になれます。
今回の学会では、スタッフ間の知識共有と学会発表スキル向上のため、Slackを使ったグループワークにより、情報共有、解析、図表の作製、考察、ポスター作成を進めました。初めての取り組みでしたが、例年よりも完成度の高いポスターを作成できました。ご協力頂いた全てのラボメンバーに感謝致します。
【2022.10.19】
"台湾実験動物センター(National Laboratory Animal Center, NLAC)"と部局間協定を更新しました。本協定の詳細については、当センターのウェブサイトに掲載しています。
【2022.10.13】
ラット精子の凍結保存と体外受精に関する論文"Optimized protocols for sperm cryopreservation and in vitro fertilization in the rat"がLab Animalに掲載されました。本技術により、遺伝子改変ラットの効率的な保存が可能になりました。なお、SharedItリンクから、本論文の閲覧が可能です。
また、当センターでは、本技術を活用してCARDラットバンクを運営していますので、興味がある方はご活用下さい。
本論文では、初めてアニメーション・アブストラクトを制作しました。
本アニメーションは、当研究室の前田龍成さんの作品です。『科学を分かりやすく伝える』、前田さんが卒業論文で取り組んだアニメーション技術が、本論文に活かされています。ぜひご覧ください。
【2022.10.4】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.10.03】
本学工学部百周年記念館で『第一回Kumadai-Hub巡回ポスター展』が開催されました。Kumadai-Hubは、コロナ禍のデジタル空間で偶発的に生まれた研究者の『自由な交流の場』です。
日常的なコミュニケーションから、多視点から生まれる研究のアイデア、困難に対して共に助け合う雰囲気が醸成されてきました。
Kumadai-Hubのメンバーと共に、熊本からイノベーションを創出していきます。
【2022.10.01】
今月29日に体験型子ども科学館O-Laboと開催する『みらいの教室【生物】生命の設計図を凍結保存する』の紹介動画が公開されました。本講座を通じて、生命を繋ぐ『生殖工学』について学び、生命と科学技術との関わりや命の大切さについて考える機会になれば幸いです。
【2022.9.26】
第二回反分野的生物医療学会(ABiSS2022)をゆふいんラックホールで、9月23日から25日の三日間に渡り開催しました。当研究室からは、竹尾透教授『受精研究で作るイノベーションの仕組み』、前田龍成さん『生殖工学研究と科学教室をシコウサクゴする』が講演しました。また、体験型子ども科学館O-Laboとの共催により、子供たちと研究者が一緒に実験する科学教室『感覚を科学する-どの色が甘い-』も開催しました。本学会の開催に際して、運営にご協力頂いた佐田さん、川又さん、早野さん、赤木さん、科学教室の講師を務めて頂いた河崎さん、ご支援頂いた一般社団法人慶應反分野的サイエンス会(ASG-Keio)、体験型子ども科学館O-Labo、ゆふいんラックホールの皆様に、深く感謝申し上げます。
【2022.9.20】
石塚洋一教授、近藤悠希准教授との共同研究に関する論文"Fine-tuned cholesterol solubilizer, mono-6-O-α-D-maltosyl-γ-cyclodextrin, ameliorates experimental Niemann-Pick disease type C without hearing loss"がBiomedicine & Pharmacotherapyに掲載されました。本研究により、ニーマンピック病の治療に使用されているHP-β-シクロデキストリンの聴覚毒性の課題を克服する治療候補薬として、G2-γ-シクロデキストリンの有用性が示唆されました。
【2022.9.18】
竹尾透教授が"17th International Society for Transgenic Technologies (TT2022)"にて、『Recent progress of CARD Reproductive Technology』について発表しました。
【2022.9.13】
竹尾透教授が国立大学法人動物実験施設協議会(国動協)の教育研修委員会 委員に任命されました。国動協の教育研修委員会では、高度技術研修会を企画し、研修実施に際して開催校への協力および支援を行います。また、動物実験に関する資料および情報のアーカイブ、動物実験の教育訓練に関する資料の改訂、会員・准会員からの個別の質問に回答する「何でも相談室」を運営します。
当センターは、平成25年より高度技術研修の主催校を担当しています。
【2022.9.8】
第二回反分野的生物医療学会(ABiSS2022)をゆふいんラックホール(大分県)で開催(2022年9月23日から25日)します。本会は、一般社団法人慶應反分野(ASG-Keio)が主催し、Anti-disciplinary研究を推進する多様な研究者が集います。また、体験型子ども科学館O-Laboと共催による科学教室も企画しており、子供たちと研究者の交流する場も準備しています。
【2022.9.3】
マウスの精子、卵子、体外受精で作製した初期胚の写真です。
体外受精では、精子前培養培地で培養した精子と過剰排卵誘起法により排卵された卵子(卵丘細胞に覆われた卵子:卵子卵丘複合体)を使用します。体外受精培地の中で精子と卵子を一緒に培養すると、培養から5から6時間後に前核期受精卵が観察されます。体外受精の翌日、受精した卵子は、二細胞期胚へと発生します。二細胞期胚を体外培養培地で培養すると、四細胞期胚(24時間後)、桑実胚(48時間後)、胚盤胞(72時間後)へと発生します。
体外受精に関する詳細な方法は、オンラインマニュアルから確認できます。
○体外受精の方法:マウス生殖工学マニュアル
【2022.9.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.8.29】
大分県の体験型子ども科学館O-Laboが主催する『みらいの教室』の紹介動画の撮影が行われました。中学生向けの体験教室『生命の設計図を凍結保存する』は、2022年10月29日(土)にO-Laboで開催します。生命の誕生を助ける科学技術を学び、生命や科学技術について考える機会になれば幸いです。
【2022.8.22】
8月20日(土)に前田龍成さん、増田啓介さんが講師を務め、研究室で科学教室を実施しました。本会は、参加者の皆様に研究、技術、研究環境に触れる機会が提供できること、私たちも科学を伝える際の新たな気付きもあり有意義でした。ご参加頂いた皆様に、心より感謝を申し上げます。
【2022.8.19】
竹尾教授がAsian Mouse Mutagenesis Resource Association (AMMRA)のBoad Meetingに参加しました。AMMRAは、日本、韓国、中国、台湾、シンガポール、オーストラリアの研究機関や企業が参加し、アジアにおける生命科学研究を推進する遺伝子改変マウスリソースの開発、共有、解析、情報技術に関して連携しています。AMMRAに関する活動は、下記の論文をご覧ください。
Asian Mouse Mutagenesis Resource Association (AMMRA): mouse genetics and laboratory animal resources in the Asia Pacific
【2022.8.13】
当分野では、生殖工学技術や科学研究に関するアウトリーチ活動として、小中学生向けの科学教室を行っています。今年度は、体験型科学館O-Laboと共催による科学教室を9月と10月に開催予定ですので、興味がある方はご参加下さい。
【2022.8.10】
当分野は、8月11日から16日までお休み致します。
【2022.8.8】
2022年3月28日にスリランカ実験動物学会との共催により実施したオンライン生殖工学ワークショップに関して、スリランカ実験動物学会の会長であるDr. Kalpani Ratnayakeより盾と感謝状を頂きました。本ワークショップの開催にご協力頂いたスリランカ実験動物学会の皆様、ワークショップで講師を務めた中尾聡宏研究員、坂口摩姫さん、弟子丸優果物さん、山鹿優真さん、古閑礼涼さん、若杉理乃さんに感謝致します。
【2022.8.3】
2020年10月に制作した"当研究室の紹介動画"が祝:1111回再生となりました。大学院生向けの紹介動画ですが、生殖工学の研究とは?生殖工学がどのように役立っているのか?CARDマウスバンクって何?資源開発分野では何をやっているの?という疑問に、お答えできれば幸いです。
【2022.8.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.7.29】
伊藤琴乃さん(博士後期課程2年)がスポーケン(アメリカ)で開催された55th Society for the Study of Reproduction (SSR2022)で、ポスター発表"Synchronizing the ovulation and copulation timing increased the number of in vivo fertilized oocytes in superovulated female mice"を行いました。
本発表は、SSR Best International Abstracts 2022に選出されました。伊藤さん、受賞おめでとうございます!
【2022.7.21】
山鹿優真さん(博士後期課程1年)がダブリン(アイルランド)で開催された国際低温生物学会(CRYO2022)で、口頭発表"Dimethyl sulfoxide and quercetin prolonged storage period of cold-stored rat sperm"を行いました。
【2022.7.12】
医学部から配属されていた飯山さん、小池さんの基礎演習が修了しました。当研究室での出会いや経験が、将来、臨床や研究の役立つことを期待しています。
【2022.7.3】
イノベーションネットアワード2022『文部科学大臣賞』の受賞に関して、CARDマウスバンクの創設者である中潟直己教授、URAとしてご支援頂いている髙見宏美様、共同研究を実施している九動株式会社の三小田伸之様、中村智様に報告し、本事業の中核であるマウスバンク、技術開発、人材育成、研究の社会実装に対する多大な貢献について感謝をお伝え致しました。今後ともご支援賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
【2022.7.1】
生殖工学の研究を始めてから20年目を迎えました。今では当たり前に利用されているマウス精子の凍結保存、一緒に研究を進めてくれたメンバーに感謝致します。次の20年も、生殖工学の進化と社会実装を進めます。文責:竹尾 透
【2022.7.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.6.24】
大学院生の前田龍成氏が『アニメーション技術を活用したマウスバンクに関するアウトリーチの推進』について"日本科学振興協会 (JAAS) 第1回 総会・キックオフミーティング"で発表しました。私たちは、生殖工学やマウスバンクについて紹介する機会や場所を増やし、私たちの研究や取り組みがどのように社会と繋がっているかを伝えていきます。
【2022.6.14】
TKPガーデンシティ御茶ノ水で開催された第11回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード2022)の表彰式に出席し、文部科学大臣賞を授与して頂きました。各賞の受賞者や本会に関係する皆様と交流する貴重な機会となりました。本会を主催された全国イノベーション推進機関ネットワーク並びに一般財団法人日本立地センターの皆様に、心より感謝申し上げます。
【2022.6.11】
学会発表のページを更新しました。演題のみ閲覧可能です。お問い合わせがありましたら、ご連絡下さい。
【2022.6.10】
研究室のメンバーより誕生日の御祝いを頂きました。嬉しいサプライズ、ありがとうございました!常に挑戦し、発見と創造を目指します。一緒に生殖工学を究めましょう。
【2022.6.2】
当センターで運営しているマウスバンクの記事が"「マウスバンク」文科大臣賞 熊本大が繁殖など技術基盤確立"が熊本日日新聞の朝刊、"イノベーションネットアワード受賞事例発表、川崎市財団や熊本大など"が月間事業構想のオンライン版に掲載されました。
【2022.6.1】
"学長記者懇談会"にて、当センターが受賞したイノベーションネットアワード2022の文部科学大臣賞について報告させて頂きました。生命科学と地方創生、いずれにも貢献できるよう活動致します。
【2022.6.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.5.30】
第226回CARDセミナーの講師として、カン研究所の石束祐太先生にご講演『社会⼈として、博⼠課程挑戦への決意〜これまでの経験を踏まえて〜』頂きました。本講演では、生殖工学に関する研究内容に加えて、生殖工学の魅力、研究者としてのキャリアパス、挑戦することの大切さについてご講演頂きました。当研究室の卒業生でもある石束先生と、再び生殖工学の研究を進めることができることに深く感謝し、博士課程への挑戦を全力でサポートします。
【2022.5.27】
タイのコンケン大学よりKulthida先生と学生たち見学にお越しになりました。先日、オンラインで開催した生殖工学ワークショップでディスカッションした胚移植について、中尾聡宏研究員による技術のデモンストレーションと研修を行いました。
【2022.5.25】
地域を支える機関を表彰するイノベーションネットアワード2022にて、当センターが文部科学大臣賞を受賞しました。本受賞では、「世界のゲノム科学を支援するゲノム編集動物に関する基盤技術開発の地域連携」において、遺伝子改変マウスに関する研究、研究支援、技術開発、人材育成、地域連携が高く評価されました。当センターをご支援頂いている全ての方々に、心より御礼申し上げます。
【2022.5.20】
日本実験動物学会が、三年ぶりに対面方式にて仙台で開催されました。セミナーでの講演、熊本大学CARDマウスバンク・ラットバンクのブース展示、ラボメンバーの発表、委員会の活動、充実した3日間となりました。本大会の開催に携わった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
【2022.5.9】
薬学部3年の中満咲良さん、増田啓介さん、医学部3年の飯山 瑛さん、小池 剛史 さんが、新しくラボメンバーに加わりました。生殖工学の謎を探究し、一緒に新たな発見を目指しましょう。
【2022.5.6】
本山敬一教授との共同研究に関する論文"Lactose-Appended Hydroxypropyl-β-Cyclodextrin Lowers Cholesterol Accumulation and Alleviates Motor Dysfunction in Niemann-Pick Type C Disease Model Mice"がACS Appl. Bio Mater.に掲載されました。本研究において、ニーマンピックC型モデルマウスを用いた検討により、乳糖修飾したヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンがニーマンピックC型治療薬として有用である可能性が示されました。
【2022.5.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.4.12】
竹尾透教授が"イノベーションネットアワード2022"の最終審査でプレゼンテーションを行いました。本発表では、当センターで取り組んでいる"世界のゲノム科学を支援するゲノム編集動物に関する基盤技術開発の地域連携"として、遺伝子改変マウスに関する事業化、技術開発、人材育成、新規産業の創出による地域貢献について紹介しました。本発表を通じて、24年に渡る本センターの活動の振り返りにも繋がり、将来の展望を描く機会にもなりました。貴重な機会を頂きましたイノベーションネットアワード事務局や審査員の先生方、当センターのスタッフ、本事業をご支援頂いている全ての皆様に、心より御礼を申し上げます。
【2022.4.6】
山鹿優真氏が資源開発分野学生部のチームリーダーになりました。当分野では、所属する学生の自主的な修学や研究活動を勧奨する目的で、チームリーダー制度を導入しています。チームリーダーは、学生部のビジョン、ミッション、ルール、担当等を決定します。新しいリーダーと共に、学生一人一人が活躍できるよう、全力でサポートします。
【2022.4.5】
中尾聡宏研究員が"奥窪医学奨励金"に採択されました。奥窪医学奨励金制度は、奥窪謙先生のご寄付を基に若手研究者の医学研究を助成し、熊本大学における将来の指導者を育成する目的で設立されました。本制度は、本学の若手研究者の挑戦的な研究を奨励し、将来の医学を担う人材の育成に貢献しています。
【2022.4.4】
本日、入学式、入部式が行われました。当分野には、山鹿優真氏(医学教育部博士課程)、石束祐太氏(医学教育部博士課程)、黒島星利菜氏(薬学教育部博士後期課程)、下清水綾菜氏(医学教育部修士課程)が大学院に入学しました。心よりご入学を御祝い申し上げます。
【2022.4.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.3.28】
スリランカ実験動物学会が主催する"Workshop on genetically modified mouse models, in vitro fertilization and therapeutic approaches to genetic diseases"において招待講演を行いました。本講演では、オンライン研修システムを用いて、体外受精、精子およひ二細胞期胚の凍結保存に関してデモンストレーションを行いました。デモンストレーターを務めた中尾聡宏研究員、山鹿優真氏、古閑礼涼氏、若杉理乃氏、弟子丸優果氏、坂口摩姫氏に深く感謝致します。
【2022.3.25】
本年度の卒業式・修了式が行われました。当分野からは、黒島星利菜修士(薬学)、山鹿優真修士(医学)、下清水綾菜学士(薬学)が卒業します。無事に修士課程、学士を修了・卒業を迎えられた事を心より御祝い申し上げます。3名とも進学しますので、さらに研究を深め、一つ一つ新しい経験を積むことで、将来を切り拓いていきましょう。来年度も、ラボメンバーとして一緒に過ごせることを心から感謝しています。
【2022.3.24】
山田源教授、鈴木堅太郎講師との共同研究に関する論文"Androgen/Wnt/β-catenin signal axis augments cell proliferation of the mouse erectile tissue, corpus cavernosum"がCongenital Anormaliesに掲載されました。本研究により、性分化過程におけるアンドロゲン依存的な新たな細胞増殖メカニズムが明らかになりました。
【2022.3.18】
実験室(533号室)のリノベーションを行いました。ラット生殖工学技術の開発を進めます。
【2022.3.16】
竹尾透教授が京都大学ウイルス・再生医科学研究所の「再生医学・再生医療の先端 融合的共同研究拠点」共同研究報告会で、『受精適期における精子選別機構の解明』について講演を行いました。
【2022.3.10】
生殖工学技術の開発に使用する倒立顕微鏡を導入しました。卵子に精子が受精すると、精子に由来する雄性前核と卵子に由来する雌性前核が見えるようになります。倒立顕微鏡を用いることで、卵子の細胞質内にある前核を観察できるようになるため、マウスやラットの前核を確認し、受精の判別が可能になります。
【2022.3.8】
第18回生命資源研究・支援センターシンポジウムをオンライン形式で開催させて頂きました。本シンポジウムでは、生殖工学とバイオリソース、老化研究とメタバースによる若手研究者ネットワーク、マウス表現型解析情報の理解、ゲノム編集の社会実装に関して講演が行われました。ご講演頂きました早野元詞先生、若菜茂晴先生、山本卓先生に、心より御礼申し上げます。
【2022.3.2】
下清水綾菜さんの卒業論文発表が行われました。精子の冷蔵保存および凍結保存に関する研究を進めており、精子の受精能に関する興味深い知見が得られています。修士課程では、医学に関する幅広い知識を学び、研究に応用していきましょう。
【2022.3.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.2.26】
タイのNortheast Laboratory Animal Center(NELAC), Khon Kaen University と共催により、CARD-NELACオンラインマウス生殖工学研修会を開催(2022年2月24日-25日)しました。2000年からCARDマウス生殖工学研修会を開催してきましたが、オンライン形式による初めての国際ワークショップになりました。
本研修会の開催に際して、オーガナイザーを務めたKulthida Vaeteewoottacharn博士(Khon Kaen University)、Somboon Sangmaneedet博士(Khon Kaen University)、中尾聡宏博士、デモンストレーターを担当した当研究室の学生たち(伊藤琴乃さん、黒島星利菜さん、山鹿優真さん、久保田凌さん、下清水綾菜さん、古閑礼涼さん、若杉理乃さん)、ご支援頂いた岡田誠司教授(熊本大学ヒトレトロウイルス学共同研究センター 造血・腫瘍制御学分野)、令和2年度熊本大学アマビエ研究推進事業、JST A-STEPトライアウトタイプ:with/postコロナにおける社会変革への寄与が期待される研究開発課題に感謝申し上げます。
本ワークショップの開催について、タイのオンライン新聞やコンケン大学のニュースにも取り上げられています。
【2022.2.17】
黒島星利菜さんの修士論文発表会が行われました。生殖工学技術を応用して不妊症のモデルマウスに関する繁殖システムを構築し、新規治療薬の開発に繋がる素晴らしい発表でした。博士課程では、薬学の知識をより深く学び、研究を発展させていきましょう。
【2022.2.9】
新潟大学脳研究所が主催する共同利用共同研究セミナーにおいて、竹尾教授が"疾患モデル動物の作製、保存、繁殖に関する最先端技術の開発"について講演を行いました。新潟大学脳研究所では、アルツハイマー病や脳腫瘍などのヒト脳疾患の病因・病理の解明が進められており、本研究に有用な疾患モデル動物の作製、繁殖、保存において生殖工学技術が利用されています。
【2022.2.7】
日本実験動物学会が主催する"実験動物管理者等研修会"において、竹尾教授が"実験動物管理者のためのマウス生殖工学の基礎と応用"について講義を担当することになりました。生殖工学技術を活用した適正な動物実験の実施、研究コミュニティーにおける3Rsの実践、研究生産性の向上に有用ですので、実験動物管理者だけではなく、実験動物に関する全ての方に受講をお勧めします。
【2022.2.2】
山鹿優真さんの修士論文審査会が行われました。大学院で立ち上げたラット精子の冷蔵保存に関する研究を"Scientific Reports"に論文としてまとめ、審査会の発表も素晴らしかったです。博士課程でも、ラット生殖細胞の謎を解き明かし、新たな生殖工学技術を開発しましょう。
【2022.2.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.1.21】
薬学部の2年生を対象として、生殖工学実習を行いました。本実習は、コロナ対策として、急遽、リモート開催となりました。魅力的な実習になるように様々なアイデアを考え、TAを務めてくれた3年生の若杉理乃さん、古閑礼涼さん、4年生の下清水綾菜さんに感謝致します。
【2022.1.4】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2022.1.4】
新年明けましておめでとうございます。2022年の研究室の活動がスタートしました。今年も、生殖工学技術の研究開発、マウス・ラットバンクの利活用促進、人材育成を通じて、生殖工学を必要とする皆様に届けます。本年も、宜しくお願い致します。
▼2021年の出来事
【2021.12.21】
『CARDラット生殖工学研修会』のウェブサイトを公開しました。
【2021.12.11】
修士課程の山鹿優真氏が寄稿した論文『生殖細胞の新たな輸送手段としての冷蔵保存技術の有用性』がBioClinicaに掲載されました。
【2021.12.10】
ラット生殖工学技術に関する研修会を開催しました。中潟直己教授(生殖工学共同研究分野)によるラット生殖工学技術の歴史や展望に関する講義、精子凍結保存、精子冷蔵保存、体外受精、受精卵の凍結保存に関するデモンストレーションが行われ、当分野のメンバーを対象に技術研修が行われました。本研修にてご指導頂いた中潟直己教授、三小田伸之博士、山鹿優真氏に、深く感謝申し上げます。
*ラット精子冷蔵保存に関する論文
【2021.12.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.11.24】
ラット精子の冷蔵保存に関する論文"Quercetin-treated rat sperm enables refrigerated transport with motility and fertility for five days"が、Scientific Reportsに掲載されました。本研究では、ラット精子の冷蔵保存にケルセチンが有効であることを明らかにし、本技術を用いてラット精子の冷蔵輸送に世界で初めて成功しました。本技術は、遺伝子改変ラットへのアクセスを向上し、医学・生命科学研究の加速に有用です。
【2021.11.21】
体験型子ども科学教室O-Laboにご招待頂き、小中学生向けに生殖工学技術に関する科学教室『生命の設計図を凍結保存する』を開催しました。"研究者を体験する"というコンセプトで、生殖細胞の保護剤の探索、ディスカッション、プレゼンを行いました。科学教室に参加してくれた子供たち、講師として協力してくれた中尾聡宏氏、前田龍成氏、久保田凌氏、O-Laboのスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
【2021.11.10】
ラット生殖工学技術に関する研修会を開催しました。中潟直己教授(生殖工学共同研究分野)によるラット生殖工学の最新技術に関する講義、デモンストレーションが行われ、当分野のメンバーを対象に技術研修が行われました。本研修にてご指導頂いた中潟直己教授、三小田伸之博士、山鹿優真氏に、深く感謝申し上げます。
*ラット精子凍結保存および体外受精法の論文
【2021.11.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.10.16】
"第55回日本実験動物技術者協会で、アニメーションを活用したマウスバンクのアウトリーチ活動、ラット生殖工学技術、精子の冷蔵輸送技術、超過剰排卵誘起法に関する発表を行いました。
【2021.10.6】
当研究室で開発した『新規過排卵誘起処理によるマウス卵子の大量作製法』が、米国(US10500275)および欧州(EP3260535)において特許登録されました。
【2021.10.5】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.9.15】
Kaharul Kahar氏を講師として招待し、第224回CARDセミナーを開催しました。
【2021.9.9】
竹尾透教授がオンラインで開催されたINTERNATIONAL RESEARCH CONFERENCE 2021 OF GENERAL SIR JOHN KOTELAWALA DEFENCE UNIVERSITYで招待講演を行いました。
【2021.9.6】
マウス遺伝学および研究リソースの拠点研究機関の活動に関する論文"Asian Mouse Mutagenesis Resource Association (AMMRA): mouse genetics and laboratory animal resources in the Asia Pacific"がMammalian Genomeに掲載されました。当センターが加盟する"Asia Mouse Mutagenesis and Resource Association: AMMRA"は、アジアにおける国際共同研究を通じた生物医学研究の推進を目的として2006年に発足し、現在、韓国、台湾、中国、シンガポール、オーストラリア、日本のマウス遺伝学および研究リソースの拠点となる研究機関が参加しています。
【2021.9.3】
『第1回CARDデジタル生殖工学ワークショップ』を2021年9月2-3日の二日間で開催しました。オンライン研修システムを活用して、世界中の研究者が抱える生殖工学の課題を解決します。本ワークショップの開催に向けて、試行錯誤を重ね、準備を一緒に進めてくれた研究室のメンバーに感謝致します。
【2021.9.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.8.27】
中尾聡宏研究員が寄稿した論文『マウスおよびラット生殖工学技術の最前線』がPrecision Medicineに掲載されました。
【2021.8.21】
日本生活科・総合的学習教育学会大分支部育成部が主催する大分・熊本実践交流会に参加しました。本会に参加することで、小学校や中学校で実践される探求的な学習に関する取り組みについて学びました。本会で学んだ知見を活かして、大学生や大学院生に対する教育活動を改善します。
【2021.8.11】
コロナ禍における遺伝子改変マウスの輸送問題に関するLabAnimalの記事(Mice on the move)で、当研究室で開発した生殖工学技術が紹介されました。コロナ禍において、人だけではなく遺伝子改変マウスの移動にも問題が生じています。マウスバンクの拠点となる国内外の研究機関と連携し、生殖細胞の輸送体制の構築を進めることで、世界中の科学者の研究停滞を回避します。
【2021.8.10】
居室のリノベーションを行いました。研究室の環境を変化させることで、快適性、創造性、チームワークの向上を期待しています。
【2021.8.10】
CARDマウスバンクの紹介アニメーション動画を公開しました。本動画は、当研究室の大学院生である前田龍成さんが制作したものです。マウスバンクとは?、遺伝子改変マウスや生殖工学が役立っているのか?について、科学を専門としない方にも分かりやすく説明しています。
【2021.8.6】
Kaharさんが研究室の新しいメンバーに加わりました。一緒に生殖工学の革新に繋がる発見を目指しましょう!
【2021.8.3】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.7.28】
"Cancer Research UK Manchester Instituteのニュースレター"の中で、遺伝子改変動物の生殖工学の話題として当研究室が紹介されました。
【2021.7.13】
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の創薬基盤推進研究事業『マウスバンク機能の拡充による創薬イノベーションの迅速化』"事後評価報告書(平成28年度から令和2年度)"が公開されました。
本事業期間に、本邦の創薬研究基盤となるマウスバンク機能の強化に繋がる生殖工学技術、技術者の育成、マウスリソースの拡充、国際ネットワークの構築を進めることができました。本研究事業にご協力頂いた当研究室の学生、スタッフ、共同研究者の先生方、ご支援頂きましたAMEDの本事業担当者の皆様に、心より御礼を申し上げます。
【2021.7.9】
資源開発分野の"研究室見学予約サイト"を立ち上げました。生殖工学に興味があり、大学院(修士・博士)への入学を検討されている方はご訪問下さい。
【2021.7.5】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.7.4】
渡辺博志准教授、丸山徹教授、藤原章雄講師、菰原義弘教授と共同研究を行っα1酸性糖タンパク質
に関する論文"腫瘍関連マクロファージにおける免疫抑制および腫瘍促進に関するα1-酸糖タンパク質の機能"がCancer Researchに掲載されました。
【2021.6.22】
竹尾透教授が"国立遺伝学研究所の生物遺伝資源委員会"の委員に任命されました。本委員会は、日本における学術研究用の生物遺伝資源の利活用の推進を目的としています。
【2021.6.11】
"国立大学法人動物実験施設協議会総会"がオンラインで開催されました。本会は、動物実験の精度と水準の向上を図ると共に、適正な動物実験の実施を推進し、医学・薬学・生物学等生命科学における教育及び研究の推進に寄与することを目的としています。
【2021.6.3】
CARDラットバンクで"精子凍結保存"が可能になりました。ラット精子は、他の動物の精子より大きいため凍結保存が困難でしたが、新規技術を開発し世界に先駆けて実用化に成功しました。精子凍結保存を用いたラットの系統保存や体外受精による繁殖が必要な方は、ご連絡下さい。
【2021.6.2】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.6.2】
和歌山県立医科大学の鈴木堅太郎講師、山田源教授と共同研究を行っている外性器形成に関する論文"マウスの外性器発生における性関連因子"が米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されました。
【2021.5.31】熊本大学医学教育部の"大学院入試"の情報が公開されました。生殖工学の研究やマウスバンクの活動に興味がある方は、研究室も見学できますのでお問い合わせください。
【2021.5.28】アジアにおける疾患モデルマウスを活用した科学研究を推進するために、Asia Mouse Mutagenesis and Resouce Association(AMMRA)に加盟する各国の大学、研究機関、企業と連携しています。本日、"2021AMRMA Meeting"がオンラインで開催され、竹尾透教授が『熊本大学CARDマウスバンクの活動や最新の生殖工学技術』に関して講演を行いました。
【2021.5.27】VR空間で開催されたハッカソンイベント"The 2nd Scienc-ome XR Innovation Hub〜越境し共創する研究シーズの発掘と事業開発〜"にて、Abstract Awardを頂きました。共にアイデアを創造したチーム〇〇創薬の仲間達と発想の機会を頂いたSXRの参加者、大会関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。
【2021.5.25】CARD新館のデジタル化の取り組みとして、"飼育申込書・変更届"をオンライン化しました。
【2021.5.20】CARDマウスバンクに関する"よくある質問"を公開しました。
【2021.5.19】本日よりオンラインで開催されている"第68回日本実験動物学会"で、マウス、ラットの最新の生殖工学技術を発表しています。学会ブースにて、CARDマウスバンクやラットバンク事業についても紹介しています。学会に参加されている方は、ご訪問下さい。
【2021.5.17】5月15日、16日にVR空間で開催されたハッカソンイベント"The 2nd Scienc-ome XR Innovation Hub Vitual Forum"に参加しました。二日間に渡るハッカソンにより、パンデミックに強い社会、フェムテック、デジタルヘルス、教育DX、創薬等に関する新たなアイデアや概念が生まれました。ハッカソンにより生まれた目標の実現に向けて、今後も活動を継続します。
【2021.5.13】
今月19日から21日にオンラインで開催される日本実験動物学会にて"CARDマウスバンク"や新たに開始した"CARDラットバンク"について紹介します。
【2021.5.7】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.5.6】
当分野大学院生の前田龍成氏が制作した"CARDマウスバンクの紹介動画"を公開しました。
【2021.5.4】
竹尾透教授と当分野大学院生の前田龍成氏が本年5月15日-16日VR空間で開催される研究ハッカソン"The 2nd Scienc-ome XR Innovation Hub Vitual Forum ~越境し共創する研究シーズの発掘と事業開発~"に参加します。
【2021.4.27】
With/postコロナにおける社会変革への寄与が期待される研究開発課題として"精子冷蔵輸送技術を用いた実験動物スマートシェアリングシステムの構築"が科学技術振興機構の研究成果最適展開支援プログラムに採択されました。本研究を遂行することにより、生命資源を活用したの国内外の研究を加速し、コロナウイルス感染症や難治性疾患の治療法の開発に貢献する健康イノベーションの創出を推進します。
【2021.4.24】
竹尾透教授が英国実験動物学会(Laboratory Animal Science Association: LASA)のオンライン会議で『体外受精技術』と『生殖細胞の冷蔵輸送技術』に関する招待講演を行いました。本会議には、世界各国の大学や研究機関から170名以上の研究者や技術者が参加し、最先端の生殖工学技術に関して情報交換する機会になりました。
【2021.4.17】
渡邊博志准教授、丸山徹教授と共同研究を行っているα1酸性糖タンパク質の機能解析に関する論文"ヒトと動物の血漿中におけるレボドパのエステル型プロドラッグの加水分解の種差に関するα1酸性糖タンパク質の寄与"がMolecular Pharmaceuticsに掲載されました。
【2021.4.15】
渡邊博志准教授、丸山徹教授と共同研究を行っているα1酸性糖タンパク質の機能解析に関する論文"α1酸性糖タンパク質の抗炎症作用による急性腎障害と慢性腎臓病への進行の緩和"が Scientific Reportsに掲載されました。
【2021.4.14】
当研究室で開発した精子冷蔵保存技術に関する新規技術(特許第6857874号、マウス精子の冷蔵保存液及び保存方法)が特許登録されました。本研究成果により、コロナ禍において停滞する国内外の研究リソースの移動制限を克服することが期待されます。
【2021.4.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.4.1】
太田訓正教授と共同研究を行っている分泌型蛋白質であるTsukushiの機能解析に関する論文"Tsukushiの機能不全によりマウスの脳室下帯における神経新生の変化を介して水頭症を引き起こす"が Science Translational Medicineに掲載されました。
【2021.4.1】
新年度が始まりました。本年度も、皆様の健康と研究機能を維持のためにコロナ対策を徹底しながら、生殖工学に関する研究および教育、マウスバンクやラットバンクを活用した研究推進、動物実験施設の管理運営と機能強化に取り組みます。皆様、ご協力頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
【2021.3.30】
入江徹美教授、石塚洋一教授と共同研究を行っている指定難病の一つであるニーマンピックC病の治療法に関する論文"2-ヒドロキシプロピルシクロデキストリンのコレステロール包接様式の違いによるニーマンピック病C型の治療における安全マージンに及ぼす影響"が British Journal of Pharmacologyに掲載されました。
【2021.3.29】
甲斐広文教授、首藤剛准教授と共同研究を行っている指定難病であるアルポート症候群の治療法に関する論文"抗糖尿病薬メトホルミンによる非糖尿病型の慢性腎臓病 (ND-CKD) における病態進行の抑制"が Scientific Reportsに掲載されました。
【2021.3.25】本年度の卒業式・修了式が執り行われました。当分野からは、後藤元人博士(医学)、中尾聡宏博士(医学)、伊藤琴乃修士(医学)、山田芽生学士(薬学)、前田龍成学士(創薬科学)、久保田凌学士(創薬科学)、藤本希代美学士(創薬科学)が卒業しました。一緒に研究を進めてくれた卒業生の皆に心より感謝致します。研究生活で育んだ力を存分に発揮して、さらなる活躍を期待しています。
【2021.3.9】"第17回生命資源研究・支援センターシンポジウム"をハイブリッド形式で開催し、浜崎伸彦先生(幹細胞からの卵子作製)、伊川正人先生(受精現象を司る分子機構)、村松昌先生(ネオ血管学によるがん治療戦略)に関してご講演頂きました
【2021.3.6】日本遺伝学会が主催する市民公開講座"『ヒトを超える!?スーパー生物のまうごつ楽しかぁ遺伝学』"にて、精子凍結保存の体験講座を行いました。本体験講座の講師として、当研究室の前田龍成氏と久保田凌氏が参加しました
【2021.3.3】竹尾透教授が"Scienc-omeのウェブセミナーにて「受精卵の魅力」"について講演しました。
【2021.3.2】竹尾透教授が本年4月に開催される"英国実験動物学会(Laboratory Animal Science Association)"にて招待講演を行うことになりました。
【2021.3.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.2.19】
有馬勇一朗先生との共同研究として、中川佳子研究員が開発したケトン体合成欠損マウスの解析により、"新生児期におけるケトン体合成が活性化する意義とミトコンドリアに対するケトン体合成の保護メカニズムを発見"し、Nature Metabolismに掲載されました。
【熊本大学ニュースリリース】【AMEDニュースリリース】
【2021.2.1】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
【2021.1.23】
竹尾教授がSri Lanka Association for Laboratory Animal Scienceが主催する8th Annual Scientific Session & International Conferenceで基調講演を行いました。
【2021.1.9】
当研究室の生殖工学に関する研究"薬学的研究アプローチによる生殖工学技術の開発"がBIO Clinica 2021年2月号 不妊診療特集に掲載されることになりました。
【2021.1.5】
石塚洋一教授と共同研究を行っている指定難病の一つであるニーマン・ピック病の治療法に関する論文"2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンの脳室内投与によるニーマンピック病C型モデルマウスの小脳および肝臓の非転移性黒色腫タンパク質Bの減少"が International Journal of Molecular Sciencesに掲載されました。
【2021.1.4】
CARDマウスバンクに"10系統のマウスモデル"が追加されました。
▼2020年の出来事
【2020.12.4】
第43回日本分子生物学会で精子冷蔵輸送/凍結保存法、簡易精子凍結保存法、生殖工学リモート研修システムについて発表しました。
【2020.12.1】
"CARDラットバンク"として新たに開発した生殖工学を用いてラットの系統保存や個体作製に関する研究支援を行っています。
【2020.4.1】
資源開発分野に竹尾透教授が着任しました。
活動
- 1)研究
- 2)教育
開発技術
研究支援業務
メンバー
職位 | 氏名 | 学位、資格 | E-mail | 業績 |
教授 |
竹尾 透 |
博士(薬学) 薬剤師 |
takeo🐀kumamoto-u.ac.jp |
Grant and Publication list etc. |
客員教授 |
Jorge M Sztein |
PhD, DVM |
|
Grant and Publication list etc. |
特任助教 |
中川 佳子 |
博士(医学) |
y-naka🐀kumamoto-u.ac.jp |
Grant and Publication list etc. |
特任助教 |
中尾 聡宏 |
博士(医学) |
naka-sato🐀kumamoto-u.ac.jp |
Grant and Publication list etc. |
研究員 |
Kaharul Kahar |
|
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技術専門職員(技術部) |
土山 修治 |
|
shuuji🐀kumamoto-u.ac.jp |
Grant and Publication list etc. |
技術専門職員(技術部) |
坂本 亘 |
|
watarus🐀kumamoto-u.ac.jp |
Grant and Publication list etc. |
リサーチサポート・ アソシエイト |
高橋 郁 |
|
資源開発分野:card-rep🐀kumamoto-u.ac.jp マウスバンク:card🐀kumamoto-u.ac.jp |
Grant and Publication list etc. |
リサーチサポート・ アソシエイト |
坂口 香織 |
|
CARD新館管理室:cardadmi🐀kumamoto-u.ac.jp マウスバンク:card🐀kumamoto-u.ac.jp |
|
技術補佐員 |
吉田 治美 |
|
CARD新館管理室:cardadmi🐀kumamoto-u.ac.jp |
|
マウスバンク 担当技術員 |
中村 智 |
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マウスバンク 担当技術員 |
山下 紀代子 |
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|
Grant and Publication list etc. |
マウスバンク 担当技術員 |
坂口 摩姫 |
|
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|
マウスバンク 担当技術員 |
弟子丸 優果 |
|
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|
マウスバンク 担当技術員 |
打越 喜春 |
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マウスバンク 担当技術員 |
古上 圭輔 |
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マウスバンク 担当技術員 |
安田 智穂 |
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マウスバンク 担当技術員 |
大関 舞香 |
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飼育管理 担当技術員 |
一村 憲児 |
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飼育管理 担当技術員 |
三根 幸子 |
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飼育管理 担当技術員 |
宮本 裕華 |
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飼育管理 担当技術員 |
内園 香織 |
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飼育管理 担当技術員 |
竹林 一成 |
|
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飼育管理 担当技術員 |
牛嶋 裕芽 |
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飼育管理 担当技術員 |
下城 剛志 |
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飼育管理 担当技術員 |
原 凜太朗 |
|
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飼育管理 担当技術員 |
中山 愛 |
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飼育管理 担当技術員 |
荒木 遥 |
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飼育管理 担当技術員 |
佐藤 宏星 |
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医学教育部 博士課程4年 |
伊藤 琴乃 |
修士(医学) |
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HIGOプログラム生 PLEASED選抜生 |
医学教育部 博士課程3年 |
石束 祐太 |
修士(医学) |
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チームリーダー 医学教育部 博士課程3年 |
山鹿 優真 |
修士(医学) |
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Grant and Publication list etc. |
薬学教育部 博士後期課程3年 |
黒島 星利菜 |
修士(薬学) |
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HIGOプログラム生 |
薬学教育部 博士後期課程2年 |
久保田 凌 |
修士(薬学) |
|
PLEASED選抜生 |
医学教育部 博士2年 |
前田 龍成 |
修士(医学) |
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Portforio |
医学教育部 修士2年 |
若杉 理乃 |
学士(創薬科学) |
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医学教育部 修士2年 |
古閑 礼涼 |
学士(創薬科学) |
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医学教育部 修士1年 |
中満 咲良 |
学士(創薬科学 |
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医学教育部 修士1年 |
増田 啓介 |
学士(創薬科学 |
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PLEASED選抜生 |
薬学部 学士4年 |
宮崎 藍 |
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薬学部 学士4年 |
溝上祐輝 |
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薬学部 学士3年 |
村上彰一 |
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薬学部 学士3年 |
永野航太郎 |
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*資源開発分野では、生殖工学、マウスバンクに関する専門知識や技術を有する研究者、技術者、研究支援者、生殖科学の専門知識を有する薬学士や薬剤師を育成することにより、専門人材として社会活動に参画する機会を向上し、男女共同参画を推進します。
※熊本大学男女共同参画推進室、※内閣府男女共同参画局