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荒木正健特任准教授らのグループが、マウス胚性幹細胞の多能性維持におけるTCAAの潜在的な役割を解明

荒木正健特任准教授らのグループが、マウス胚性幹細胞の多能性維持におけるTCAA（遺伝子は無いのにトラップクローンが集積している領域）の潜在的な役割を解明しました。

遺伝子トラップクローン（TC）の解析により、遺伝子非存在領域にTCが集中する領域、すなわちTrap Clone Accumulation Areas (TCAAs)が明らかになりました。同定されたTCAA領域には、いくつかの興味深い特性があります。特に、スーパーエンハンサーのおよそ半分がTCAAと一致しており、マウス胚性幹（ES）細胞に対する特異性を示しています。

【論文情報】

論文名：Potential Role of Trap Clone Accumulation Areas (TCAAs) in Sustaining Pluripotency in Mouse Embryonic Stem Cells.

著者：Masatake Araki, Luna Ikeda, Takumi Yonemori, Kumiko Yoshinobu, Mariko Yamane, Takumi Ichikawa, and Kimi Araki

雑誌名：Genes to Cells

doi： https://doi.org/10.1111/gtc.70011

URL：https://onlinelibrary.wiley.com/share/author/IYHHRNNBT8ZYTCCPWT57?target=10.1111/gtc.70011