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南敬教授の研究グループが血管が枝分かれするのに必須な因子を同定

熊本大学生命資源研究・支援センター 分子血管制御分野の南 敬 教授らの研究グループは、血管内皮細胞を用いたVEGF刺激での次世代シークエンス網羅解析によって、血管分岐先端部 (Tip) では核内移行した転写因子 FOXO1 が、(1)Tip 細胞を運命付ける遺伝子セットを包括的に発現誘導すること、(2)Notchシグナルを抑制しStalk化を防護すること、(3)内皮分化を決定するマスター転写因子とともに、内皮特異的なエピゲノム-クロマチン構造変化を促し、血管成熟に関する遺伝子セットを誘導することを明らかにしました。

*熊本大学プレスリリース

【論文情報】

論文名:FOXO1 stimulates tip cell-enriched gene expression in endothelial cells
著者:Yuri Miyamura1#, Shunsuke Kamei1#, Misaki Matsuo2, Masaya Yamazaki3, Shingo Usuki4, Keiichiro Yasunaga4, Akiyoshi Uemura5, Yorifumi Satou2, Hiroto Ohguchi6, Takashi Minami1, 7*

掲載誌:iScience-Cell Press 誌
doi:https://doi.org/10.1016/j.isci.2024.109161
URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2589004224003821?via%3Dihub

【お問い合わせ】

熊本大学生命資源研究・支援センター
分子血管制御分野
担当 教授 南 敬
電話:096-373-6500
E-mail: t-minami※kumamoto-u.ac.jp

(※を@に置き換えてください)