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平成27年度『中学校および高等学校における遺伝子教育研修会』

【PCRコース】実施要項

趣   旨:

 近年、生命科学分野はめざましい発展を遂げています。特に、DNAや遺伝子に関する研究は急速に進展し、その話題は世間を賑わしています。このような背景の中で、遺伝子組換えや遺伝子診断等の技術は、既に一般社会において実用化されているにも関わらず、その知識が正しく伝えられずに、誤解を生じたり批判を招いたりすることがあります。
 そこで熊本大学では、平成14年度より、中学・高等学校の理科教員を対象に、教育現場で、遺伝子やその技術についての正確な知識を伝える「遺伝子教育」の実施を目的とした3日間の研修会を開催してきました。平成24年度からは「形質転換」と「PCR」のふたつのコースに分けてそれぞれ隔年開催としています。平成27年度は【PCRコース】を開催します。
 本研修会は、遺伝子の基礎知識から先端研究までの講義および遺伝子を用いた実習を通して、教育現場での遺伝子教育のあり方を議論する場と致します。

参加対象:熊本県内の中学・高等学校現職理科教員及びその関係者

募集人員:16名

実施期日:平成27年8月11日(火)~12日(水)

実施場所:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設

     6階 講義室(602)及びセミナー室(601)

受 講 料:無料

主  催:熊本大学 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設

後  援:熊本県教育委員会(予定)、熊本市教育委員会(予定)、

     熊本県高等学校教育研究会生物部会(予定)

研修内容:・遺伝子および遺伝子組換え技術に関する基礎知識

     ・生命倫理を含めた生命科学研究の最先端の話題

     ・DNAのエタノール沈殿実習

     ・DNAの抽出実習

     ・PCRによるDNA鑑定実習

     ・マイクロピペット操作実習

     ・高等学校における遺伝子教育実施例の紹介

     ・生命資源研究・支援センターで行っている研究内容の紹介

     ・遺伝子実験施設の見学

     * 本研修会受講修了者には、「受講修了証」を授与いたします。

研修日程:

8月11日(火)

 9:45〜10:00 受付

10:00〜10:30 オリエンテーション、参加者の自己紹介

10:30〜10:40 休憩

10:40〜12:00 講義「DNAと仲良くなろう!」(荒木 正健)
       (DNAのエタノール沈殿含む)

12:00〜13:00 昼食・休憩

13:00〜17:00 実習「お酒の強さのDNA鑑定(PCR)」

写真撮影

8月12日(水)

10:00〜12:00 実習「お酒の強さのDNA鑑定(電気泳動)」

12:00〜13:00 昼食・休憩

13:00〜14:00 研究室紹介及び施設見学

14:00〜14:10 休憩

14:10〜15:00 講義「中学校及び高等学校における遺伝子教育」(崎村 奈央)

15:00〜15:10 休憩

15:10〜16:00 講義「遺伝子組換え生物とゲノム編集生物」(荒木 正健)

16:00〜16:10 休憩

16:10〜16:30 総合討論(荒木 正健)

16:30〜17:00 修了式(修了証書授与、事後アンケート記入・提出)

講 師 等:

荒木 正健  熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 准教授 

  [熊本大学 遺伝子組換え生物等第二種使用等安全委員会 委員長]

  [熊本大学 大学院生命科学研究部等ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理委員会 委員]

吉信 公美子 熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 助教

持田 悟   熊本大学 国際先端医学研究機構 准教授

武田 伊世  熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野 
                                                                                    大学院薬学教育部修士2年

吉住 友希  熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 薬学部薬学科4年

慶田 貴子  熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 技術補佐員

來海 葉子  熊本大学 生命資源研究・支援センター バイオ情報分野 技術補佐員

崎村 奈央  久留米大学附設高等学校 非常勤講師
       代々木ゼミナール 講師