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当センターが推進している"アジアにおけるマウス遺伝学研究および研究リソースに関する国際連携"の論文が、Mammalian Genomeに掲載されました。

 

生命資源研究・支援センターは、1998年に創設されて以来、遺伝子改変マウスの作製、解析、保存、供給の国際ハブ研究拠点として活動しています。2006年には、当センターが創設メンバーとして、アジアにおけるゲノムに関する基礎医学研究の基盤構築を促進するために、日本、中国、韓国、台湾、シンガポールにおいてマウス遺伝学およびマウスリソースに関する研究および支援活動を先導している研究機関が連携し、Asia Mouse Mutagenesis and Resouce Association (AMMRA)を創設しました。

AMMRAでは、ゲノム研究におい重要な研究資源となる遺伝子改変マウスに関する研究や技術開発、表現型解析プラットフォームの構築、難病や希少疾患に関する病態モデルの作製、生殖工学技術を活用したマウスリソースの供給ネットワークの整備を進めてきました。現在では、オーストラリアの研究機関も加わり、遺伝子改変マウスを用いた基礎医学研究を推進するアジア-太平洋の国際組織として活動しています。

 

本論文では、AMMRAの活動に関する総説、所属研究機関の紹介、アジアにおける人材育成、現在の取り組みについて紹介しています。

AMMRA.jpg 

 

【文献】

Asian Mouse Mutagenesis Resource Association (AMMRA): mouse genetics and laboratory animal resources in the Asia Pacific. 

Hsian-Jean Chin, Michael S. Dobbie, Xiang Gao, James E. Hennessy, Ki-Hoan Nam, Je Kyung Seong, Toshihiko Shiroishi, Toru Takeo, Atsushi Yoshiki, Jing Zao & Chi-Kuang Leo Wang

Mamm Genome (2021). https://doi.org/10.1007/s00335-021-09912-1