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  • IRDAの概要

 生命資源研究・支援センターは、熊本大学における研究資源及び研究資源情報の利用等を通して、諸科学分野の教育研究の総合的推進に資することを目的として、2003年(平成15年)4月に発足しました。

 

 学内共同教育研究施設として、動物資源開発研究施設(CARD)、熊本マウスクリニック(KMC)、遺伝子実験施設(GTC)及びアイソトープ施設(アイソトープ総合施設(RIC)及び黒髪大江及び本荘キャンパスのアイソトープ施設)を管理運営するとともに、本学における動物実験、遺伝子組換え実験及びアイソトープ(RI)取扱い実験を円滑に行うための環境整備を行い、研究推進のプラットフォームを構築するという重要な役割を担っています。

 

 CARDは、建築面積や飼育動物数は国内有数の施設で、実験動物の飼育管理に加え、遺伝子改変マウスの作製、開発、解析、保存、供給に関する国内外の中核的センターとして大きな役割を果たしております。GTCでは、設備機器の管理及び利用に関する説明会、遺伝子技術講習会あるいは遺伝情報解析ツールの提供などによって利用者に対する支援活動を行っています。RICは、3つのRI施設を管理し、放射性同位元素の利用ができる設備の管理、提供を通して支援活動を行っています。KMCでは、遺伝子改変マウスを用いた様々な解析が可能な機器の提供を行っています。

 

 現在、本センターの研究分野は、実験動物分野、資源開発分野、疾患モデル分野、ゲノム機能分野、RI実験分野、分子血管制御分野、疾患エピゲノム分野、生殖機能学分野および生殖工学共同研究分野の9研究室から構成され、役割を分担しつつ協力してCARD, GTC, RIC及びKMCの管理運営を行っています。各教職員は、所属する施設、分野の目的に応じて、①研究開発、②研究支援、③社会貢献及び国際貢献、④教育を精力的に行っております。

 

 本センターは、学内のみならず、国内および海外において生命科学研究に関する研究支援や研究資源の共有を推進するために、多様な組織と有機的に連携して研究及び研究支援を行っています。特に、我が国で中核的な役割を担っているマウスに関する事業をこれまで以上に強力に推進していくために、生命科学研究の遺伝・発生・難病に関する遺伝子破壊マウスの作製、表現型解析のためのプラットフォームの構築、ヒト疾患の最適化モデルの確立、疾患の病因・病態解析を行なっています。

 

生命資源研究・支援センター長

荒木 喜美

(併任:疾患モデル分野 教授)